「don't think, feel」天外者(てんがらもん) あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
don't think, feel
明治の実業家五代友厚の伝記的作品。伝記“的”と表現する理由は明確で、この映画を見ても五代友厚の業績が殆ど分からないから。
でもそれでも良いと思うのだ。自分はこの映画を観て、明治維新の時代に五代友厚という情熱的な偉人がいることを知り、インターネットで調べた。自分のような人がいる限りこの映画は成功だろう。
どうせ限られた映画の2時間で彼の業績を伝えることなんてできない。業績を伝えることをスパッと諦め、彼の情熱を情緒的に表現することに徹した本作の描き方が正解と思う。
役者も良かった。遺作となった三浦春馬、三浦翔平、森永悠希、森川葵、あまり評判が良くないが西川貴教も金にがめつい岩崎弥太郎を良く表現していたと思う。若い三浦春馬の自殺はショッキングだったが、遺作が完成しなかったり凡作になることは多い。この作品は彼の代表作になっただろう。
坂本龍馬と競りながら朝日の中帆を登る場面、それまで誰も来なかった通夜にいつの間にか大行列ができる場面など、ベタすぎて観ている方が恥ずかしくなる安易な演出にマイナス0.5ポイント。まぁご愛嬌です。
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ベーさんのコメント
2021年2月14日
三浦春馬さんは自殺じゃないですよ。世界に出ていくために
演じています。
本当は渋沢栄一演じるために論語を勉強していました。
チャリティーのお金のの流れなどの不正がわかりドラマの途中でいたくなりました。自分ではないです。