劇場公開日 2020年12月11日

「日本の夜明けの大河ドラマ」天外者(てんがらもん) bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5日本の夜明けの大河ドラマ

2020年12月13日
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鑑賞方法:映画館

江戸時代から明治時代への日本の夜明けの時。誰もが夢を持てる国づくりを求めて東奔西走し、激動の時代を駆け抜けた五代友厚の生涯を追った大河ドラマ。

三浦春馬にとっての最後の主演作品となり、彼自身のその数奇な運命と五代のストーリー展開がリンクし、終末に向かうにつれて、会場からはすすり泣く声も聞こえてきた。彼の演技には、文句のつけようがない、魂を揺さぶる熱演だった。

五代友厚は、これまで『あさが来た』でディーン・フジオカが演じ、五代ロスが話題になったが、坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三等の様に、主役級で映像化されることは少なかった。今回スポットライトが当たり、改めて坂本竜馬や伊藤博文、岩崎弥太郎等と共に、明治維新への大きなうねりを作り出し、竜馬や岩崎の亡き後も、100年後の日本の姿を描き、信念を持って突き進んだことを知った。

また、現在の日本経済の基礎を構築した点でも、大きな功績を残したと言える。その証として、なんと現役の大阪市長・大阪府知事も、五代に敬意を表して、五代が熱弁をふるう場面に出演していたというから驚き!

配役については、三浦春馬は文句なし。三浦翔平もよかったけれど、竜馬役にしては、ビジュアル的に綺麗すぎる。弥太郎役の西川貴教というのは、イメージが違いすぎて驚いた。頑張ってはいたけど、張り切りすぎた演技に、やや浮いていたかな…。はる役の森川葵も、現代的な顔立ちであるため、当時の遊女としては、違和感もあり、三浦春馬以外の配役は、もう一捻り欲しかった。

史実には基づいているのでしょうが、かなり話は盛っているのだと思います。終末に向けての4500人が葬儀に参列する演出は、涙を誘う映像で、そのままエンドロールに…。そして、三浦春馬を哀悼の意を込めるテロップが流れ、改めて、こんなに才能溢れた、若き俳優を亡くしたことが、残念でたまらなかった。三浦春馬さんのご冥福をお祈りします。

bunmei21
bunmei21さんのコメント
2023年4月6日

リカさん(^^)こちらこそ、コメントありがとうございます😊
拙いコメントばかりですが、映画愛だけは負けません。よろしくお願いします。

bunmei21
りかさんのコメント
2023年4月6日

こんにちは😃
先日は失礼いたしました。
だいぶ早くから共感していただきながら気づきませず大変失礼いたしました。共感していただきましてありがとうございました😊
これに懲りませず、また今後ともよろしくお願いします🤲
返信結構でございます。

りか
りかさんのコメント
2023年4月1日

おはようございます😃突然失礼いたします。
4/5,68TOHOシネマズにて
『天外者』春の特別上映vol.2が実施されます。詳しくは、こちら映画.comかお近くのTOHOシネマ(舞台挨拶•イベント)か他実施劇場にてお調べください。一日限りです。
ご都合つきましたらお考えください
返信不要です。

りか