劇場公開日 2020年12月18日

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「ラブとライクの狭間」この世界に残されて オクやんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ラブとライクの狭間

2021年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1948年のハンガリーを舞台に両親をホロコーストで亡くした16歳の少女と妻子をやはりホロコーストで失った42歳の婦人科医師の二人が、心を通わせながらお互いの痛みを癒していくプロセスを、ソ連による弾圧を背景に描いたヒューマンドラマ。
にしても主人公は16歳設定なのに、大人過ぎる。調べたら当時は21歳であったと思われる。もう少しなんとかならんかったものか。
内容的には脚本が悪いのか、どうも、ぼやけた感じというか、すっきりしない展開である。少女クララは性格的に難あり設定なので感情移入しにくいし、医師アルドは無感情。展開的にも単に何が起こるわけでもなく単なる日常を描いている。ラストは3年後を描いているのだが、ここもスッキリせずに終わる。期待値が高かっただけにイマイチ残念な作品であった。

オクやん