「精一杯やった事には胸を張れる」大綱引の恋 フリントさんの映画レビュー(感想・評価)
精一杯やった事には胸を張れる
綱引き祭りの話
祭りと恋愛を絡めた地域おこし映画といった感じかな。
タイトルがそのままストーリーになってます。
特に捻りもなく、言っちゃ悪いが古臭い展開で今どきこんな展開やる?って思えるシーンも多々。
でも、なんだか落ち着くし安心感が有る、低刺激だけど味わい深い。
川内大綱引って初めて知りましたが、機会があれば直に見てみたいと思いました。
祭りの熱量が素晴らしいのでそれだけでも楽しめる。恋愛要素とか家族問題とかで感動はできなかったけれど、大綱引きを知れてよかったです。
一番太鼓は一生に一度しかなれない、とても名誉な役だけれど、負けた時の精神的ダメージ大きそう。
もし自分の年に負けでもしたら一生悔しいだろうな~。
それも含めて祭りだし真剣勝負だし、これだけ熱狂できるのかもしれませんね。
日本にはまだまだいろんな祭りがあると思うけれど、面白い祭りもっと知りたいな~。
なんとなく鑑賞してみたが、エンドテロップを見て監督が亡くなってしまったことを理解。
佐々部清監督の映画は「八重子のハミング」しか見たことないけれど、ほっこりする優しい映画だった印象があります。
いい映画をありがとうございました。
ご冥福をおいのりします。
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劇中セリフより
「一生に一度がそう何回もあるか」
幼馴染のため自分の晴れ舞台を棒に振るなんて、男気が有りすぎる。
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