「東儀さんが3人」妖怪大戦争 ガーディアンズ Uさんさんの映画レビュー(感想・評価)
東儀さんが3人
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前作の妖怪大戦争は観ていません。
太古の断層から蘇った妖怪獣で始まり、更に不気味な「第三の存在」を匂わせて終わる、魅惑的なストーリーでした。
妖怪が名前を呼ばれると魔力がダウンすると言うのは、ファンタジー的によく分かります。ただ、ぬらりひょんや茨木童子や隠神刑部とか、どの妖怪も非常に個性的。やはり何の妖怪かは知りたい。次回はカッコ付きのテロップで、呼び名を示してくれたらうれしいです。
狐さん(九尾の狐)と渡辺ケイのやり取りが本作の一つの筋になっていますが、狐さんと元祖渡辺綱の千年の恋が麗しい。そう言えば、「白蛇:縁起」の白蛇の化身と青年の恋も千年越しでした。
正攻法の「鎮魂」で妖を治めるエンディングが実に優しくて美しい。鎮め歌によって、怨念が桜に変わるシーンは秀逸だったと思います。
ただし、世界の妖怪が助っ人になってくれないストーリー運びは、ちょっと残念。思いっきりミックス、フュージョンでいって欲しかった。
東儀さんが3人登場したり、ケイの兜の額当に「TSUNA」とローマ字で入っていたり、細かなところに機智が溢れていました。
大魔神は僕らの大ヒーローでしたが、敗色が濃くなったら、情けない変顔に変わりました。あれは有名なキャラだったりするのですか? とにかく次回も登場を期待します。
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