「気まずさを味わえる映画」ハッピー・バースデー 家族のいる時間 つばささんの映画レビュー(感想・評価)
気まずさを味わえる映画
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70歳のお婆ちゃんの誕生日に久々に家族が揃うが、皆様々な問題を抱えており事あるごとに騒動が巻き起こるヒューマンドラマ。
例えばお正月等に久々に親戚同士で集まったら喧嘩が始まって気まずい雰囲気になる感じをたっぷり味わえる映画だった。
無理矢理ハッピーバースデーで終わったようなそんな感じ…。
結局1番狂っていたのは次男だけど、そんな次男がお咎め無しなこの家庭自体にやはり問題があるように感じた。
一見優しそうだが事なかれ主義のお婆ちゃんに、
実直真面目だが口を出し過ぎる長男、
完全にクズな次男、
精神を患ってはいるが実は1番言っていることがまともな長女。
それに振り回される次男の彼女と子供達…。
子供達の純粋さだけが救いでした。
どうか擦れずに成長して欲しい…
あと長男の奥さんは「あぁ親戚にこういう人だいたい1人は居るな」って感じが出ていて良かった。
うちの親戚にも居る。
こんなに極端な家庭は儘無いとは思うが、どこにでもある家庭の話しといえばそうなのかもしれないな。
そして大体は解決せずに時間だけが過ぎていき、ひと時の幸せを「解決」だと願うのだ。
誰かの誕生日を祝う日のように。
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