ポプランのレビュー・感想・評価
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ディックの家出
朝起きると、ディックが家出していなくなったなんて、中学生が考えそうなプロットで物語が始まる。
家出したポプランが、クリスマスキャロルの霊よろしく、振り返りたくない過去へと誘う。成り上がるために切り捨てた人間との再会がポプランを捕まえるための鍵になるらしい。
創業者仲間との再会のエピソードは、まあまあ面白い。別れた妻子との邂逅はハッキリ言って疑問。そんな理由で訪問できる?
実家パートにいたっては、両親との過去の軋轢も明かされないままで話は進んでいく。見てるこっちがモヤモヤしてしまう。
中2のアイデアでも展開次第では面白くできると思うが、人間ドラマが浅い。
家出息子
ある朝起きると無くなっていた自分「アレ」を捜す男の話。
朝起きてトイレに行くとイチモツがない!?途方にくれる男が公衆トイレで見かけたQRコードをスキャンすると、ポプランの会というところにたどり着き、6日以内にみつけて身体に戻さないと、二度と戻らないと教えられ…。
当然あり得ないおふざけをネタにしたコメディだけど、マンガ配信サービス会社を立ち上げて成り上がる為に大切なものを捨ててきた主人公が、それらを振り返り向き合いというドラマをぼや~っとみせる流れで、むしろそちらがメインという感じ。
えっと、時間ないんだからさっさと捜そうかw
かなり薄味だし、実家あたりからちょっと冗長気味だったけれど、それなりには面白かった。
見やすい
朝起きるとアレ(ポプラン)が逃げていた男が、ポプランを追いかける過程で過去の自分と向き合う。
ありえない設定でもストーリーに入り込めるところは「ダンスウィズミー」を思い出させる。シーンの見せ方がうまく笑い・泣かせるし、ドラマとしてきちんとできていると思うが、マクガフィンとしてのポプランの奇抜さにストーリーが負けている気がする。何か驚きがほしかった。
あと、ポプランがあった部位の痛みの発露は作劇上重要な表現だと思うのだが、いまいち切実さ、どんな痛さなのかが伝わってこなかった。(痛いのを見るのはイヤなのでアレだが)
子供を口八丁で騙すところが好き。今ならそこはクリームじゃなくワクチンだろう、と思ったが、何か元ネタがあるのだろうか?
意外とまとまってた~
あらすじ見た感じはコメディ映画?と思ってみたら、まじめにポプランの説明とかされるし全体的に淡々としてるのがめちゃくちゃシュールで意外と面白かった。
あとくだらない内容に対して、音楽が耳に残るテンポよいミステリーぽい感じだったのも良かった。気持ち良い音。
友達とかと変な期待しないで気楽に観るのにはちょうど良いかも。
流れ、結末は王道中の王道。気楽なコメディ作品。リラックス確実。でも寝落ちは無いので心配ご無用。
「カメラを止めるな!」観ていない。でも観たくなった。「なんとかアクターズ」は遠慮したいけども・・・
でも、お気楽なリラックス映画、
難解さ、辻褄合わせの苦労はゼロ。
誰でもわかるリラックスお気楽映画。
バブル的に成り上がって、天狗になっている主人公が
試練、苦闘、あるいは自分探し を経て
人間が真人間に戻り、以前は、否定、あるいは、蔑み、嫌っていたものを
最後に、周りが否定するなか、「いや、いいじゃ無いか、どこが悪いんだ!大いに結構!」
となるというのは、映画に限らず数多くのテレビドラマも含めて
日本人も外人も大好きな展開。
使い古されている展開だけれども、情感に訴える王道のストーリー
気持ちが良い。
ただ正確には笑えるコメディ映画。バカバカしくて、
バカバカしすぎてかえって良い。テンポ最高
「脳を使わなくて良い」というのは娯楽の基本。
名作というより「迷作」だけども、観て損はない。
ちょっとお下劣もあるけども、万人向け、老若男女OK
意外と文学的なテーマ
朝起きたら自分のイチモツがなくなっていた…。イチモツがらみで思い出すのは「親指Pの修行時代」という小説。女子大生が目覚めると足の親指がペニスになっていたという話。それで自分のことを見つめ直したり、他人との関係性もございます変わっていくという話は文学的だ。カフカの「変身」も同じ範疇と言えるかもしれない。
でも本作は映画なので、エンタメ性を高める工夫が施されている。人を見捨てた男が、イチモツに捨てられるという設定はなかなか面白い。お笑い一辺倒にせず、ちゃんとテーマを持った話にしているところがいい。
ポプランが逃げ出す現象についてキチンとした説明なんかなくてもいい。大事なのはそれにどう立ち向かって対処したのかだから。大感動とは言えないが、キッチリ面白い映画にしてくれたことに感謝。
失われたモノと失った家族の絆を取り戻す物語
社畜ほど刺さります。
なお観る人がメンズほど痛いです。物理的にも精神的にも。
内容。
マンガ配信サイトを運営する主人公。
共同経営者だった友人を捨て、家族も捨てて、ひたすら儲けを増やすことに邁進する。
ある日、アマチュア漫画家と寝た翌日に、自分の大切な分身を失くしていることに気付く。
動揺する主人公。
公衆トイレで見かけた謎のQRコードから飛んだ『ポプランの会』により、大切な分身を探すために思い出の地を巡る旅に出る。
この監督の代表作が例のカメ止めですが、カメ止めよりは展開も早く分かりやすかったと感じています。
どんでん返しはない。
全般的に何人かお子さんが出ていますが、このお子さん達がなかなか良い味出してる。
神社のリーダー格&太めの少年のコンビはまんまマンガに出てきそうな感じ。
意外とキワモノ映画に見えて家族愛に満ちた素晴らしい映画でした。
なお、モノの描写は無いので安心して全世代観に行けると思われます。たぶん。
ポプラン?
舞台挨拶観賞
上映前でしたけど、MCも上手でとても楽しい舞台挨拶でした。
確かにポプラン肌色でしたね。
同じ境遇の人が、たくさんいたんですね!
ラストどうなるのか心配でした。
いい結末でよかったです。
侮るべからず
バカバカしい設定でありえないのだが、
離脱したイチモツを探す苦闘の間に
人にとって大切なものに主人公は気付く。
笑って流されて、笑って泣かされて。
色物だと思ってはいけない。
ありがとう。
いい一本です。
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