「110分の映画に詰まった色々な問題提起。」ハニーレモンソーダ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
110分の映画に詰まった色々な問題提起。
今年78本目(合計142本目)。
原作は見ていないです。最後のエンディングロールで、少女漫画に原作があることを知りました。そのため、男女でいえば女性のほうが圧倒的に多い状態。
大阪ステーションシネマ、一番大きい1番シアターでも、9割埋まっていました。
原作は見ていないですが、展開はわかりやすいし未履修の方でもわかりやすいように最初の説明はありますし、何より、コロナ事情で何度か延期になったこの映画も、何度も「レモンソーダのようなさわやかさを~」という触れ込みでCMをずっと流していたので、「まぁ、高校生どうしの恋愛を描くのだろう」ということは誰でもわかりますね。
人にはそれぞれ、たとえ友人や、それこそ極論、彼氏・彼女の関係になっても、知られたくない過去、個人の秘密というのもは、あります。一方で、過去や個人の秘密を変えていくことはできません。できることは、それを前提に未来を変えていくことです。
この問題提起は後半の30分ごろまで出てこないのですが(うっすら出てくるが…)、そのことは高校生であれば(民法上の成人でなくても)理解して行動していくものであり、そういう前向きな人がたくさん出てくること、それ「自体」が実は「ハニーレモンソーダのようなさわやかさ」なのかな…と思いました。
特に減点対象とすべき点はないので、5.0としました。
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(減点なし/他事考慮) 大阪ステーションシネマさん…。この週の人気作と踏んだのか、一番大きい1番シアターを振ってくださっているのですが、それでも9割埋まりという状況。しかも大阪市は21時までというルールなのに、21時までいっぱいいっぱいの映画なので、帰りは完全に「密」です。この辺、整列退場を促すようなアナウンスは必要ではなかったかなぁ…と思います。
(※) さらに、「映画の終わりに表示されるQRコードを読み込んでアンケートに答えるとアマゾンギフトカードをプレゼント」という企画もやっていたため、階段付近はそのQRコードを取るお客さんが続出して、下手すると将棋倒しのような状況になってました。
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