監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影のレビュー・感想・評価
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無駄な情報に魅せられているという自覚は持つべき
近代は良くも悪くも、退屈な生活を豹変させた。
Z世代として、それは痛いほど実感している。
今ここでここにコメントを残しているのも、とても愚かで無意味なことだ。
だが、必要なことも事実。
情報を適度に取り、本を読むことが大事だと思う。
ここに重点を置くべきではないだろうか?
ジレンマ 絡れた糸
内容は、2021年の現在も続くデジタル社会に対する心配と未来予測への不安がテーマ。自分としては、完全にデジタルドラッグのなくなる世界は予想出来ないので適度に付き合っていかなければなあと感じました。デジタルドラッグ全面反対との端的な立場になる人もいるかとおもいはしまますが、やはりこの作品の意図であるお互いの論議を大切にして行くしか解決方法ないような気がします。何故ならデジタルドラッグを考えようと広報している媒体が既にデジタルドラッグだからです。まさにジレンマ。もつれた糸を解くのではなく、もつれたままで上手に利用して行くことが大切なのかも知れません。。。知らんけど。。。
この時代に生きる全員に見てほしい最高の問題定義作品
GAFAで働く一員として、なんとなく気づいてはいたけれどこうして数字にすると
衝撃が走ります。
本作は元FacebookやInstagra㎡などの社員のインタビュー映像と
ドラマ仕立てのストーリーで構成されるけれども誰もが身近すぎて
ぞっとすること間違いないでしょう。
「どうすれば最大限に人の気をひけるか研究する。
何時間つかわせられるか。どれだけ人生をもらえるか」
自身が使用していると認識している3倍くらいはSNSを使用している。
かくいう私もスマホの使用平均時間は毎日5時間半(SNSだけでいくと2時間未満かな。。)
インスタは最近は表示させる投稿を制限して犬の癒し画像をメインにしました。
Facebookはスマホからは削除しました、が、Twitterだけは投資情報を入れているので
どうしても見てしまったり。
とにかくインタビューの内容が衝撃です。わかってはいたけどもはや自分たちは実験台なんだと強く認識させられます。
「1960年代と比べて情報処理能力は1兆倍になっている。なのに我々の脳は進化していない。」
「しかし世界はすでにAIに支配されている
人類にはもう制御できない。我々がみる情報は機会が制御している」
若者の自傷率や自殺率が一番顕著かとは思いますが全世代に言えることでしょう。
知り合いもリスカした映像をSNSで上げているようです。その目的は、
「誰かに注目してもらいたい」という願望なのかもしれません。
一昔前では絶対にできなかったことが今は簡単にできるようになっている。
その弊害も大きなものでしょう。
「友達を自由に選べというが、選んでいるのはFacebookだ」
SNSが及ぼす弊害へ強く警鐘を鳴らす本作。
果たして自分が見ている真実とは??
自分が感じている感情とは??
全てはコントロールされている??
そう考えるとSNSを使うのが怖くなりますね。
自分で考えているつもりでも情報はコントロールされている。
SNSから距離を置きたくなります。。!!
「ジーニーはランプには戻らない」
「世界は美しい!外に出よう」
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