甦る三大テノール 永遠の歌声のレビュー・感想・評価
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ブラボーー!
オペラねえ。全くわかんないけど?と思いつつ見たら。
どストライクでした。
この三人が手お取りあったきっかけが、もう奇跡。
ホセが白血病を克服して復活。
そこに1990年サッカーW杯@イタリアで、前夜祭コンサートをした。
それも「カラカラ浴場」という名跡でって、すごいよね。
大好評だったので、引き続き各地を回ることになり。
W杯があるたびに、彼らが会場近くで歌う。
日韓同時開催のW杯でも、横浜で歌ったんだって!。
そんな巨匠たちの練習風景だったり、オフの顔。
関係者の話。当時のニュース見出し。
その当時の雰囲気を感じれて、楽しい。
エンターテイナーだなあと思ったのは、オペラだけでなく各地の歌も。
94年アメリカでは、「マイ・ウェイ」。
シナトラが「ブラボー!」って立ち上がった姿にほろっと。
その歌声に鳥肌立ちまくりでした。
録画した私にも、小さく👍。音楽に国境はないことを感じた良作です。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「大衆から愛されるのは、仲間から愛されているから」
波動と水晶と太陽
このドキュメンタリー映画の題材にあるカラカラ大浴場のコンサート
我の実家は当時BSを見れるようになったばかりでもあり、なんだか高尚なものを見たがるお年頃(中学生)やったので、このコンサートBSで見た
古い記憶なので中継やったかは忘れたが、私はビデオに録画し何回も繰り返し見た記憶がある
事前に得ていた情報
「三大テノールの1人、カレーラスが不知の病白血病を乗り越え、彼のために豪華共演が実現!」
ってのに、とても興味を持ったからだ
何、その胸アツエピソード!
だが番組を見て私は
🐼歌は発する人によって、こんなにも変わるのか...
と衝撃を受ける
中学生の私でも知ってる有名歌も演目にあり、しかも三大テノールのリレー形式で歌われるそれは...
本当に圧巻だった
そして今年、よく映画を見に行く中洲大洋にてチラシを見ていると
『蘇る三大テノール』
え...これって、あの?!🐼
見るしかあるまい!
映画自体の内容、本当に面白かった
ただでさえドキュメンタリー好きな上に「あの舞台裏はこうだ!」なので熱盛!
リハーサルから、その後まで
当時は全然知らんかったけど、サッカーW杯がらみのイベントやったんたね
今のカレーラスが縮んでケソケソになってたのは衝撃...
それにしても、見返してみると
聞き返してみると三大テノールの歌声の、それぞれの個性とどれも素晴らしい歌声に畏敬の念を抱く
ドミンゴ
胸に押し寄せる波動
波動が素晴らしすぎて肺の空気が震え、それが心臓にも響いてくる
カレーラス
とても固くて澄んでいて濃縮された透明なもの
例えるなら、水晶を滑らかに歌声の形に流線形に加工したよう
そして、パバロッティ
もうそれは、音なのに眩しくて熱を持つ何か
太陽の光を音にしたら、こうなんだという歌声
この人達の素晴らしい歌声を残す技術を人類は発明した
至宝を残す術を得た
三大テノールと、この映画に携わった人々に感謝
最高の素材で最低の映画
溢れる魅力
【ローマ、カラカラ浴場のパバロッティ、ドミンゴ、カレーラスの歌声は何度聴いても、素晴らしい。それは、カレーラスの奇跡の復活を祝す、パバロッティとドミンゴの心が込もっていたから・・。】
■近年、オペラの映画が増えている気がする。私が観賞した作品だけでも、
・「私はマリア・カラス」
・「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール」
・「パバロッティ 太陽のテノール」
・しがない携帯電話の店で働いていたポール・ポッツが一躍スターダムに駆け上がった姿を描いた「ワン・チャンス」(ジェームズ・コーデンも・・)
■今作品の印象
・前半は、「パバロッティ・・」でも観ていた事もあり、彼のハイCの凄さに感動。又、カレーラスを奇跡の復活を祝する姿にも、感動する。
・後半は、三大テノールとワールドカップの関係性等を脳内に入れながら、徐々に"商業主義"に飲み込まれて行く"三大テノール"の在りかたに少し寂しさを覚えつつ、
三人が歌う「ニューヨーク・ニューヨーク」を楽しそうに聴く大観衆の表情を観て、
"野暮な考えは、止めよう"
と思いつつ、彼らの歌を楽しんだ。
<私は、普段はロックしか聴かないが、映画館では、オペラも、バレエ映画も観る。そして、満足して家路に付く。
映画館の魔法だと、思っている。>
音楽のシャワー✨幸せな時間をありがとう
オペラって、音楽って、素晴らしい。。。の一言に尽きる。
心揺さぶられる歌、歌、歌…
幸せな音楽のシャワーを浴びることができました。
個人的には前からパバロッティが大好きなんですが、
これを観てドミンゴもカレーラスも大好きになりましたよ。
それぞれに素晴らしい才能の持ち主。
まさに世界の宝。
まず、1990年のローマでの3人初共演の舞台は最高レベル。急きょのアンコール対応も、神。
そこから全てが始まって、だんだん商業的な要素が大きくなっていくのはショービジネス界の常か。
でもその後のロスも良かったですね。
その主催国の国に合わせた選曲で、どこでも見事に歌い上げ、人々を魅了する力、さすがです。
こんな企画のお陰で、私のような庶民がオペラに触れることができて、世界が広がる。
音楽はみんなのもの。
人種も国も軽々と超える。
素晴らしい!
心が震え、嬉し涙が頬を伝った。
やっぱりパヴァロッティ
“三大テノール”の競演は、1990~2003年にわたって、日本を含めて数十回も行われたらしい。指揮者もJ.レヴァインやM.アルミリアートなど、その時々で変わっている。
DVDも、サッカーW杯に合わせたローマ('90)、ロサンゼルス('94)、そしてパリ('98)版が見つかる。
この映画はその中で、Z.メータが指揮した一番最初のローマ公演と、4年後のロサンゼルス公演に関するドキュメンタリーであった。よって、“三大テノール”の全貌を描いたものではない。
当時の映像も出てくるが、基本的には、公演の映像とインタビュー映像で占められる。ドミンゴもカレーラスも、もはや白髪の老人である。
自分は、何も知らないので観に行っただけで、内容は期待していなかった。
しかし、始まってすぐに、パヴァロッティとドミンゴのライバル関係が語られ、「これは面白いかも」と引き込まれた。実際、映像を見ても、パヴァロッティとドミンゴは、始めの頃は隣り合っていないように見える。
またカレーラスが、何度もパヴァロッティに対する敬意の念を語る。
このように、3人の関係性とその変化が、少し垣間見える内容になっている。
ドミンゴは、「オペラの曲だけでは、観客を納得させられない」と語る。
特にこの映画においては、純粋なオペラの曲はプッチーニ作曲の定番がほとんどで、かなり乏しい。
実際のところ、コンサートのハイライトは、「誰も寝てはならぬ」を除けば、「オ・ソレ・ミオ」や、F.シナトラの前で歌った「マイ・ウェイ」だったりする。
「音楽はみんなのもの」という意見がある反面、「俗化」とか「安っぽい」という意見も出る。自分としてはどうでもいい話だが、せっかく“三大テノール”なのだから、もっとオペラの曲が聴きたかったとは思う。
しかし、それでは8億人は視聴しないだろうし、CDがミリオンセラーにはなるまい。
この映画を通して分かることは、純粋にカレーラスの復帰を祝い、どれくらい売れるかも分からず、アンコール曲さえも用意してなかった、一番最初のローマ公演こそが、最高のコンサートだったのだろう、ということだ。
予告編に出てくる、「オ・ソレ・ミオ」のパヴァロッティの“トリル”はローマ公演のもので、他の出演者を驚かせたアドリブだったという。
自分としては、やっぱりパヴァロッティあっての“三大テノール”だと思った。既にはじめの方の「帰れソレントへ」で、自分のボルテージは一気に高まった。
最年長であり、どこか愛らしくて、何より素晴らしい声の持ち主である。
パヴァロッティが、オペラの枠を超えたスターだからこそ、“三大テノール”が広く注目されたはずだ。
映画館は、暗いので良い。涙を流しても知られることはない。
緊急事態宣言下の渋谷で、しばしの間、コロナ禍を吹き飛ばしてくれた作品であった。
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