劇場公開日 2021年9月17日

  • 予告編を見る

由宇子の天秤のレビュー・感想・評価

全143件中、141~143件目を表示

4.0多面的な正義感

2021年9月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

春本監督は云います。
「人間を描くことこそが、社会をあぶりだすんだ」と。

まさにこの映画は、現代日本の在り方を描いた映画でした。

事無かれ主義に同調圧力で問題をうやむやにし、誰も責任を取らず、何もなかったかのように本質をすり替え、やり過ごす。

警察官僚がレイプしたお友達ジャーナリストの逮捕状を取り下げたり、財務省の決算文書改ざんを苦に自殺した赤木さんしかり、当の本人は、真っ当な成敗を受けることなく、歪んだ正義の代償が陰惨な形でそこら中で溢れ出ているように思います。
まさにこれらは、氷山の一角であり、ただただ表に出ていないだけで、うまくやりすごされた例は五万とあるように思います。

だが、もし自分がその当事者になったらどうするのか。

右の正義か、はたまた左の正義か。
真実に蓋をすることは出来ません。

この映画は、最後カメラを視聴者に向け問いかけます。

あなたならどうしますか? と。

コメントする (0件)
共感した! 18件)
RYO

4.0私ならどうする❗️

2021年4月21日
Androidアプリから投稿

先ず、役者が良い。瀧内公美の代表作になるかも?事実、スペインの第20回ラス・パルマス国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した。CIMA審査員賞とW受賞してる。
無駄なSEが無く、役者の演技に引き込まれる。
脚本が良いのか、物語にぐんぐん没入して行き、由宇子が岐路に立たされた時には自分もその場に立っていた❗️
映画祭で先行上映として観たが観客も水を打った様に固唾を呑んで画面に釘付けに成っていた。
題材も現代社会の問題を提起していて秀逸。
惜しむべくは録音のせいか?会場のせいか?台詞が聴き難い場所が有ったが、海外版なので英語のスーパーが出ていたので良かった。
9月から国内上映らしいが、必見です。
配給ビターズエンド

コメントする 2件)
共感した! 23件)
Marilyn

3.5何が真実なのかは、本当に分からない。 裏側からみたらそれはそれで真...

2021年4月18日
iPhoneアプリから投稿

何が真実なのかは、本当に分からない。
裏側からみたらそれはそれで真実だし、
まさに天秤を考えさせる作品だった。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
おれ