劇場公開日 2021年9月17日

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由宇子の天秤のレビュー・感想・評価

全189件中、181~189件目を表示

1.0長尺、音楽なし、そして結論もなし…。

2021年9月18日
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残念ながら、尺はたっぷりあるが、引っぱって、引っぱって、結局、結論なく終わる。
社会の悪を追うドキュメンタリー監督が、自分の父親の犯罪的行為を隠蔽しようとする。
カメラは固定されず、終始揺れ動き、ストーリーも揺れ動く。
由宇子の天秤も揺れ動くが、最後に何らかの結論は必要だったのではないだろうか。
交通事故は便利だが、安易なストーリー展開だ。
そして、ラストシーンは意味不明。
三半規管が揺れ動き、気持ち悪い上に、ストーリーもはっきりしない、そんな、結論のない芸術作品に触れたい方は、ぜひご覧ください!

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caduceus

3.0笑えないFargo

2021年9月18日
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鑑賞方法:映画館

Fargoはかなり極端な性格や境遇な人がたまたま運悪く集まってしまい、どんどん悲惨な事が起こります。事件はかなり残酷ではありますが、登場人物はそれぞれ自分の家族や行動原理を結構真剣に守るので、それが滑稽に写り、笑っちゃいけないのに笑えます。

本作は極端な人が集まっていないので、リアリティが保たれており、その分極端な事件は基本起こりません。ちょうど中学生日記みたいです。しかし、それでも全く世の中うまくいかず悪い方向に進んで気、休まる暇がありません。

『ようこそ映画音響の世界へ』で映画における音の重要性を学びましたが、本作は劇伴が全くなく環境音のみです。悲しむべき時に音楽でそれを示してくれないので、どう感じるかは見る側に完全に任されています。このため、始終居心地が悪い状態に置かれ、登場人物それそれの生活について心配してしまいます。それが作り手の狙いであれば大成功ですが、作品の重要性を理解しても2時間半この状態に置かれるので見る人を選びます。この作品が配信されても自宅のテレビで集中して見ることは困難でしょう。劇場で鑑賞する意義は十分ありますが高い評価をつけるのもどうかしらとも考えました。

気になったこと、自動車が練馬ナンバーで駅の商店街は私鉄の規模ですが、団地や病院は関東平野の郊外の雰囲気で、事件現場とのバランスが悪い気がしました。『スペシャルアクターズ』の優しい弟君が、高校生に化けています。

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Lhowon

4.5由宇体離脱?

2021年9月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

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労働4号

4.0天秤の如く揺れ動く正義のあり方

2021年9月18日
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社会の闇を裏表すべて曝け出す秀作。報道の偏りと情報化社会による正義の暴力。自分の尺度で正しさを振り翳すことが正解か否か。天秤のように目紛しく移り変わる視点が凄まじく、胸騒ぎが常におさまらない。ラストは今年の映画の中でも随一の衝撃。素晴らしい映画を観た。

『サマーフィルムにのって』の河合優実さんめちゃくちゃ良かったな。それと今作は食事シーンが多くてとても印象的だった。食を共にすることで、乱れた均衡が元に戻っていくような…

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ムービードープ

これはいい天秤

2021年9月17日
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鑑賞方法:映画館
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デブリ

4.5社会派?では無くダークエンタメ

2021年9月14日
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CGをガンガン使って、超人気俳優を惜しみなく起用して、なんて大作からすれば真逆。でもこんなに心揺さぶられる作品はそうは無い。正しさとは?と堅苦しい副題がついてはいるが、社会派の作品と言うよりかは個人的には「ダークエンターテイメント」

由宇子とは生き方も行動も相入れない自分には、ラストの展開は「そらみたことか」と。そこで気づかされる観る側の業。エンドロールをぼんやり見ながら、ああ、あの登場人物たち、あんた達がある意味正解だわなと。こりゃ本当に「正しさ」とは何なのかなと。今年一番の意欲作。ぜひ映画館で。

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eiga

4.0多面的な正義感

2021年9月10日
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鑑賞方法:試写会

春本監督は云います。
「人間を描くことこそが、社会をあぶりだすんだ」と。

まさにこの映画は、現代日本の在り方を描いた映画でした。

事無かれ主義に同調圧力で問題をうやむやにし、誰も責任を取らず、何もなかったかのように本質をすり替え、やり過ごす。

警察官僚がレイプしたお友達ジャーナリストの逮捕状を取り下げたり、財務省の決算文書改ざんを苦に自殺した赤木さんしかり、当の本人は、真っ当な成敗を受けることなく、歪んだ正義の代償が陰惨な形でそこら中で溢れ出ているように思います。
まさにこれらは、氷山の一角であり、ただただ表に出ていないだけで、うまくやりすごされた例は五万とあるように思います。

だが、もし自分がその当事者になったらどうするのか。

右の正義か、はたまた左の正義か。
真実に蓋をすることは出来ません。

この映画は、最後カメラを視聴者に向け問いかけます。

あなたならどうしますか? と。

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RYO

4.0私ならどうする❗️

2021年4月21日
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先ず、役者が良い。瀧内公美の代表作になるかも?事実、スペインの第20回ラス・パルマス国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した。CIMA審査員賞とW受賞してる。
無駄なSEが無く、役者の演技に引き込まれる。
脚本が良いのか、物語にぐんぐん没入して行き、由宇子が岐路に立たされた時には自分もその場に立っていた❗️
映画祭で先行上映として観たが観客も水を打った様に固唾を呑んで画面に釘付けに成っていた。
題材も現代社会の問題を提起していて秀逸。
惜しむべくは録音のせいか?会場のせいか?台詞が聴き難い場所が有ったが、海外版なので英語のスーパーが出ていたので良かった。
9月から国内上映らしいが、必見です。
配給ビターズエンド

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Marilyn

3.5何が真実なのかは、本当に分からない。 裏側からみたらそれはそれで真...

2021年4月18日
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何が真実なのかは、本当に分からない。
裏側からみたらそれはそれで真実だし、
まさに天秤を考えさせる作品だった。

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おれ