「二転三転して最後に撮るのは」由宇子の天秤 こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
二転三転して最後に撮るのは
きっとこうだろう、と予測して行動していることが
次から次へと覆されていく。
新たな事実が出現して、その度に
軌道修正を求められる。
最初は理念や真実、信念が天秤に乗ってた
はずなのに、状況が変わる度に
天秤に載せられるものは
変わっていくのだ。
人はそれぞれが都合の良いように
事実をねじ曲げたり隠す。
ついには誰の言うことが本当なのかよく分からなくなってくる。
最後に彼女が撮ろうとしたのは
なんだったのだろう?
人間なんて、日頃はまっすぐ立ってる『つもり』
なのだと突きつけられる
なかなかしんどい作品だ。
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