「全ては藪の中」由宇子の天秤 けつおさんの映画レビュー(感想・評価)
全ては藪の中
設定を由宇子に絞って進行させることで見てる側をどんどん迷わせる。倫理や正義と、保身?というか今の環境を壊せないという感情の狭間、まさに【天秤】がグラグラして… 何度ため息ついたことか。ホント胃が痛くなる2時間だった。
劇中の由宇子のセリフ「真実が幸せ?正しい?とは限らない(?ウル覚え)」は製作中の事件と父親と相手への対応と当事者としてのラストの出来事全てにかかってきて、ドキュメンタリー作家のアイデンティティも揺さぶってくる。
ホントいやーな話だけど、ちゃんと向き合って考えるべきテーマだわ… おれの日常のすぐ隣でいつ起きるかわかんないもんね…
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