アイの歌声を聴かせてのレビュー・感想・評価
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設定がすごい
オープニングでAIが生活に取り入れられた街が描写されてくんだけど、ここの描き込みがすごいね。良く設定を考えたなっていう。
それで詩音が高校に送り込まれることになるんだけど、ここの『詩音は何かを気付いてる』って描写もいいの。
そして主人公だけが『詩音はAIだ』って気付いて話に入るのもいい。
そうして始まる話はありきたりなのね。
ゴッちゃんの「お前らはいいな。俺は何をやっても80点。2番か3番」って話は、《桐島、部活やめるってよ》では二時間かけて描くからね。それを一言の台詞で終わらせるので、説明された感がすごい。
他の人のエピソードも大体そんな感じで『こういう設定でした』って説明されるだけなの。
でも『詩音はずっとサトミを見ていた』っていう設定がすごい。ここが分かるシーンもグッとくる。
話の良さは、ほぼ、ここだけで何とかなっちゃうの。
この話、シオン、サトミ、トウマがいれば良くて、ゴッちゃん、アヤ、サンダーはいなくても良いと思うのね。
「シオンが来たから独りぼっちだったサトミに友達ができた!」ってやるためにいるんだけど、その辺の事情の描きこみが甘いから、まさに『シオンが来て、サトミには友達ができた』ってトウマあたりがモノローグで言っとけば、それで良いと思うよ。
でも、いた方が面白い。友達に簡単になりすぎな気はするけど、それであれやこれやシーンが増えるからね。
人間ドラマ部分については色々と言いたいこともあるけど、シオンが『サトミ、サトミ』ってやるところが良いから、すべてチャラかな。
まず何より土屋太鳳さんの歌声と、機械感あるいい意味で棒読みが良い。...
まず何より土屋太鳳さんの歌声と、機械感あるいい意味で棒読みが良い。キャラも可愛いし、それぞれが個性あってしかもキャラ全員に触れてくれるから余計楽しめた。
突然歌い出したり、小三でAI改造できたり、少し困惑したところはあったが、ご愛嬌程度だった。
後半は色々わかってきて、涙止まらない感じで、その勢いで最後までいった感じ。花火のシーン感動かと思いきや、急にシリアスな雰囲気出てちょっとドキドキした。
AIが歌うから「アイの歌声」と知って、おぉいいなあそれ、と思った。
全体的に、ほっこりできるし、良い気持ちになるからおすすめ!
良かった!
良い映画でした。
冒頭からシオンが歌いだした時は(そばかすの再来かな)と不安になったけど、全然そんなことはなく最後まで楽しく観れました。
シオンのポンコツっぽさが非常に可愛い。
印象的なシーンとして、
緊急停止ボディーブロー
乱取りダンス←歌が最高
ソーラーパネル花火←演出が最高
ブチギレお母さん
からのミッションインポッシブル
等々、最初から最後まで目が離せない展開でした。
欲を言えば発破をかけた会長の詳しい描写が欲しかった。あと最後にもう一度元気なシオンを見たかった。
現実とAIを上手く調和させた非常に良い映画でした。アニメの良さを再確認しました。
マグカップをお土産に帰宅しました。
科学も奇跡もジュブナイルもモリモリの一作
2回目ですが、こんなにまとめるのが大変な映画は初めてかもしれません。
まず何よりも真っ先に素晴らしいのが土屋太鳳さんの演技、歌声。
あくまでも彼女は芸能人なんですが、タレントさん特有の声の違和感や演技の不足感と言ったものが少なくともこの映画には感じなかった。
しかも、曲も歌ってるらしく、そんなあくまでも芸能人でしょと思ったらとても上手い。
ぜひ土屋さんには今後もアニメの出演を希望したいくらいに素晴らしかった。
構成も吉浦監督作品らしく、窓口は決して広くないものの話の中の違和感や意味のない伏線もなく、それぞれがきちんとキャラ立ちされた話運びで素晴らしかった。
シナリオライターの人の手腕もありますが、昔から、それこそペイル・コクーン時代から吉浦監督は話の無駄がなく堅実な作家さんで在らせられますから、新海誠監督のような二人の行動が世界に影響を及ぼすといったものはないけれど、骨太できちんと意思を持った行動が感じられて生きている感じがして好きです。
今回は2回目の鑑賞ともあってだいぶ話が頭に入ってきてくれて、シオンの行動原理や話の中にある小道具がこう生かされているのかと本当に感動しました。
キャラクターがそれぞれ抱えている悩みを、シオンがサトミを幸せにする名目で助けて行き、それを受けて皆でシオンを救うシナリオもここ最近になかったジュブナイルのエッセンスも入っていて、嬉しかったです。
最近はシナリオの世界観がどうしても壮大になり、どうしても一般人の登場人物を活躍させるシナリオ運びが難しくなってきている時代に思えていました。その中で監督はしっかりあくまでも一般人の範疇でキビキビと動かしていて、吉浦監督は素晴らしいものをお作りになると感銘を受けました。
また、ネタバレになりますが、劇中でメガソーラーをシオンが動かして、空を反射させて投影させる事でまるで地上に湖面が出来たかのようなミュージカルシーンは、科学を魔法に変えた、正にサイエンス・ファンタジー=SFと言う言葉が頭によぎるほど完成度の高い演出だったと思います。
こういう発想は頭の硬い人は出来ないでしょうし、恐らくかなり会議があった中のアイデアだったのだろうと思われます。
特にあくまでもAIやバーチャルの世界ではなく、現実世界で表現されている所がここ最近のアニメの中でも違う点だと思います。
素材が多く与えられている中の敢えて制限されたフィールドで考えられた演出は、昔のゲームにおけるドット絵の発想に近いですね。
ミュージカル特有の唐突に始まる違和感も、シオンが何故歌うのかをきちんと行動原理も描いてくれてるので、そういう意味でもスッキリします。
また、今作には岩浪音響監督も関わっておられて、あ、これはもしかしたらウシオシアターで流れてるかもと思ったのですが、残念ながらそこは違ったものの、音響キャリブレーション済みのものが聞けるというので早朝に起きて姫路に観に行きました。
スクリーンもさながらオーディオはまるで、最初に見た映画館とは別物で一粒一粒が際立って粒状感のある音が部屋全体に散らばるさまは流石監督チューニング。
毎回電車で朝早くから行きますがこれが聞けるなら鑑賞と往復で5000円以上の交通費は高くありません。
残念なのは、これは仕方ない事かもしれませんが前半と後半で作画の原画が違うこと。
また、絵柄での演技が足りていないと思う箇所がしばしば見られます。
中盤で3曲目を歌うシーンの辺りから一気にキャラのタッチが変わったように感じられて、そこまでの作画の動かし方が明らかに違います。
特に終盤では作画の枚数も多く、1枚絵のタッチもかなり違い、これはもしかしたらコロナの兼ね合いでそうなった可能性も有り得ます。
ただ、息切れをして声がハアハアと言っているのに作画が動いてなかったり、バスの中でキャラが並んでいる時に背景と作画のパースが違ったりなど、細かい所で監督の指示が行き届いていないようにも見受けられます。
4曲目のミュージカルシーンでも、空の花火の落ちていく残り火がシオン達が登っているメガソーラーの基地局?の手前に青い光がが落ちていて、オイオイ死人が出るぞとツッコミを思わず入れてしまいました。
これは悲しいかな、アースシネマズ姫路の3番スクリーンの映像がキレイだったから余計に目に入ってしまいました。
主に全体の細かな作画は残念でしたが、それ以外の演出、キャラ立ち、シナリオ、音楽は大満足です。
また関西ではこの岩浪監督チューニングの鑑賞がこの兵庫でしかお聞きできないのか非常に勿体ないですが、何にせよ是非とも大垣スクリーンで流れているシアターで観られるのをオススメしたいです。
絶対テレビで見たらもったいないです。
最後に。
下にある印象の所は、いつもどんな感情だったか思い返すのですが、今回は絶対に外せないワードがありそれを速攻で選びました。
この秘密は、最後までとっておくものですよ、と言うシオンのセリフを元にした言葉で締めくくりたいと思います。
超王道青春ミュージカル
ファーストデイで視聴
当初あまり期待せずに行きましたがとてもよかったです
内容はタイトル通り
王道ゆえに先の展開もある程度読めるし、話が強引なところツッコミどころも多々あります
が、それでいい。それがいい。
王道ゆえに安心して見ていられますし、話のテンポがいいので2時間あっという間でした
・・・と思ったら監督イブの時間の方なんですね
ああなるほどと納得
この方の作品は会話の掛け合いのテンポ感がすごくよくて見ていて気持ちいいです
そしてその合間にスポッとギャグを挟むものだから思わずクスリ
いいですね ほっこりします
また、登場人物たちにしっかりとスポットをあてているところも好感もてます
キャラ出すだけだして放置な群像劇も多い中、キャラクターそれぞれの問題を(ミュージカルで割と強引にではありますがw)しっかり解決しそれが最後の話につながっていく、それぞれの短編ミュージカルがつながって大きな話になるみたいな
助けた仲間がラストバトルに逆に助けにきてくれるような まさに王道
すばらしい
そういった構成はイブの時間とも重なりますね
それから土屋さん、いいですね いい棒具合
AI感を出すための演技プランなのかアフレコ時入っていたというガイド音声の声優さんに引きずられたのか分かりませんが、あまり抑揚をつけずに演じられてる風に感じました
(もちろん感情はのっているんですが)
それが声質も相まってキャラクターのポンコツ具合に見事にフィット
最初はちょっと違和感ありましたがすぐに慣れました シオンはこの声しかないってくらい
というかその違和感から慣れるまでを(ロボットが浸透していくように)狙ってやられてるんでしたらすごいですね いやすごいのは土屋さん起用した監督か音響監督さんか
とにかくこれはうまい棒
あと歌うめぇw
そうそれから曲もいいのが多いですね
個人的には柔道編の曲が好きです
さぁ、ステップ ステップ!
自分は結構楽しめましたが、最初に書いたようにツッコミどころも多々ありますのでそういう細かいところまで気になる方やリアリティ重視の方、またシオンの強引なところはちょっと・・・みたいなキャラクターが合わないといった方は見ないほうが吉 自分には合わなかったと思って次の映画へゴー!ですね
AIの愛の歌(出会いの会いもかな?)が心に響くなら幸せになれるかも
頭からっぽにしてぼんやりと見ると2時間後ほんわかした気分で帰れる、そんな映画です
前半がもうひとつ
AI(人工知能)
人間の知的ふるまいの一部をソフトウェアを用いて人工的に再現したもの
経験から学び新たな入力に順応することで柔軟にタスクを実行する
ディープラーニングと自然言語処理による学習を応用すると
大量のデータからパターンを認識させることでビジネスや生活における
様々な難しいタスクをこなせるようトレーニングすることができる
昨今急速に一般化が進むAI
そんなテーマで描かれた映像作品等はこれまでも
枚挙にいとまがないところですが
そんな中公開された今作
コロナ禍により映画も公開時期が前後した
影響もありますが丁度同時期に公開された
ロン・僕のポンコツボットという作品と
日米のAI観が比較されている感じで面白かったです
星間エレクトロニクスの企業城下町にある景部高等学校
そこに転入してきた芦森詩音は初対面の主人公
天野悟美に突然幸せ?と尋ねてきます
悟美の母は星間のAI研究の第一人者で出かける前
それとなく詩音がAIロボットで実験のために
送り込まれてきたことをすぐ察知し
急に歌い始めたりするなどし
周囲の人間にすぐバレますが母のために
秘密にしてもらえるよう頼みます
この導入部分がすっごくモタモタしており
その割に奥行きがなくきつかった
そもそも題名「アイの歌声を~」なら
詩音じゃなくてアイでよくないでしょうか?
設定に凝りすぎてる割にあんまりストーリーに
乗ってこないからすごく見にくいんですよね
それでいて起こるエピソードはどれも浅く
AIがどうこうというより学園ものの
よくあるエピソード感がぬぐえません
主人公の悟美もなんかクラスで嫌われ
いじめを受けているような設定のようですが
徹底しておらずキャラクターがボヤけたままで
言動に重みが感じられません
なんというかシーン一個一個が1クールのアニメの
1エピソードをダイジェストでいきなり
くっつけてる感じでしょうか
それでいて
なぜ詩音は悟美をよく知っていたのかという
点については後半に向けて非常に感動的な
展開を見せます
複線的な回収もしっかり行われていくんですが
やっぱり前半のモタモタした展開を引きずって
いまいち残念な感じでした
歌って踊りながら柔道するシーンとか
部分的にはいいんですけど
前述しましたがこの作品でのAIは
具体的に人間のために何かを為させる感じではなく
ただ友達のように人を幸せにするといった感じで
非常に抽象的な存在意義を与えられています
言い換えれば特に何も決まってない感じ
それに比べるとロンのほうのAIはSNS的に
より具体的に人間の役に立つよう使役的に
働いておりずいぶん違いを感じました
もちろんアメリカのAIロボは無機質な感じ
日本のは美少女という差異もあります
お国柄が出ていると言ってもいいのでしょうか
具体的にどうさせたいかという点において
差があるのは開発競争という点においては
ちょっと心配になるところでもあります
どちらも観てみてそんな比較もしてみるのも面白いかも
しれませんね
ロン???
ロンと同じ日に見たためだろうかロンと似ている事がすごく印象に残った。
話のテーマから構成まで何から何までそっくりなのだ。
ロボットが回収されてロボットのプログラムが消去されるかもしれないという危機に陥るところなんかもうそっくり。
なので、このテーマが僕に深く刺さったことは言うまでもない。
ただ、この映画にしかない特徴ももちろんある。
それがミュージカルだ。
この映画ではシオン、即ちAI(アイ)が歌う。
歌で周りを幸せにするのだ。
ミュージカル映画特有の急に歌い出す不自然さをAIという設定でカバーしてるのも興味深い。
音楽が聞こえたりしているのもシオンがスピーカーだったりをハッキングして流しているからだという一応の理由づけをしていた。
さらにラストの展開は予想だにしなかった展開でびっくりした。
更にその設定に至るまでの伏線も冒頭の映像から張り巡らされていて秀逸。
歌の歌詞にも伏線があったとは・・・
ハートフル
最近ずっとプンプン怒っていて、レビューも少し見てから足を運んだし、演劇が好きだったから気になっていた映画でした。
「貴女には友だちが必要!」ってずっと言い続けるんです。「そんなに言うなよ…」って思ったし、脱水症状になるぐらい泣いてしまいました。アイの声が本当に良い。いつか観た「心が叫びたがっているんだ」を思い出しました。
マグカップも買ってしまいました。ありがとう。
ラストの畳みかけは素晴らしい
もうちょっと悪役側の都合が丁寧に描ければ強引感が無かったのではないでしょうか
ぼくらの7日間戦争のやり方だけではもの足りなく感じました
津田健次郎を迎えるのであればそれくらいやっても良かったかなと
世界中の何処でやっても日常生活と切り離さずに突然歌い出すのはやべぇ奴ですよ、ミュージカル関係なく
その辺はすくってごらんが上手く出来てたと思います
素敵な作品に出会えた
歌と映像の噛み合いがとても良く、歌の世界に引き込まれる。
雨のシーンの歌は美しく、ときめきを感じられて一番大好き。
シオンが何故サトミに拘るのか?何故歌うのか?それがわかった後は、シオンの歌が愛おしくて泣きそうになる。
何度見ても楽しい気分で見終われる、愛らしい作品です。
ミュージカルのようなアニメーション
人間関係が希薄になってきている現代でAIがお節介をしながら⁉️本当はみんながみんな相手の幸せを願ってる素敵なアニメーション映画です。ただ、現実にAIが少しずつ関わってくる時代が描かれているのはリアルだなーって思いました。シオンが歌う歌詞に感動しました。シオンの行動に周りは振り回されるんだけど、結果的には助けてもらってて...最初は嫌々⁉️付き合うけど、AIも人型だと人間って思えてきて心配したり、AIに恋したり⁉️笑いあり涙あり楽しい映画でした。
模範的プラスアルファのストーリー
自分は今敏監督がアニメ映画にハマったきっかけだが、その今敏監督の言葉で「アニメは意図しない物は描けない」というものがある
例えば実写なら雲の形は人が作る事が出来ないが(イメージしてる空や雲になるまで待つ事やCGで作る事はできるだろうが)、アニメは一から作っていく訳だから、描く物やその形、人や生き物、台詞、カメラワークなど全てのものはその瞬間の流れでは意味がなくても伏線やメタファーも含めて必ず描いている意図があるという事だ
その上でアイの歌声を聴かせては、これが後に意味を持ってくるんだなというのが個人的にはスッキリハマっていった
例えば主人公の母親の勤めている会社のビルが、名探偵コナン・天国へのカウントダウンかの様なツインタワービルなのだが、このビルの形すらも後に意味を持ってくるのがニクいなと感じた
それでいて、詩音のメモリーを見る場面では、大半の人が詩音が転校してきてからのものが描かれるかと思いきや違っていたり、ラストの展開も「文字通り」予想の遥か上を行くものだった
問題が解決したり、いい雰囲気になったら困難やアクシデントが起こる、それが解決したらまたいい雰囲気になる、みたいな展開は教科書通りだと思うけど(最近で言うと漫画だがカイジの24億脱出編が正にそれ)、上記2点はそれを超えていて、模範的でありつつもプラスアルファのストーリーに感じた
ただ強いて言えば、
・各キャラクターの、それぞれにとっての幸せとは何か?がもっと明確に描かれても良かった
・物語が途中から主要キャラクターや敵対する社員や警察?のみから描かれ過ぎてて、あれだけ花火とか光とか使われて同級生や町の人からどう見えるかって視点を一瞬でも作って欲しかった
この2点は思う
土屋太鳳の声がシオンに合ってた
・昭和な家にAI家電が装備されている感じがとても良かった。自分の身の回りがそうじゃないせいなのか、AI家電っていうのは現在の日常なのか、未来のものなのかわからなくなった。
・絵が凄く魅力的だった。
・未来で夢のあるような世界だったけど、みんな親が同じ会社に勤めてる感じに少し閉塞感を感じた。
・諸所で微妙に引っかかったところがあった。
・冒頭で主人公が母親のスケジュールを確認してるのが秘密なのかお互いに共有してる事なの か、秘密ならどうやってパスワードを?とかが気になった。その中でAIロボットの顔が出ていてそれをきっかけに転校生をAIロボットと認識してたけども、秘密のプロジェクトでは?という気がして気になった。スケジュールを共有してたら母親もそれを説明してたはずだしなぁとか、特に説明してなかったようだしっていうのが気になった。
・シオンに搭載したAIはどうやってインストール?したのかが気になった。後半でトウマが改造したAIがネットワークに脱走して戻ってきたっていう感じの話だったけど、母親が選んだであろうAIは一体どこへ?とか。シオンが自分から上書きしたのか、空いてる状態に先に入ったのか、先に入ったとしてスタッフはこれ、何か違いません?ってなんでならなかったのか、とか。
・学校内で不具合が起こったロボットにスマホのカメラモードにして停止を押したら止まるっぽかったけど、シオンを写したら試験中だったかの吹き出しが出てたのとシオンも止められる感じを誰でもできる状況で何であの5人以外にバレないのかなぁと思った。
・柔道の相手をしているロボットで練習にならなそうだなぁと思った。彼は友達いないのかなぁと思った。
・最終的にシオンの身体はどうなったのかなぁと思った。どこでも行ったり来たりできそうだったけど、一旦そこに安住すると動けないとかなのかなぁと疑問だった。会長もAIロボットの件について隠さないでどんどんやっていけ的な考えだったので多分、残ってそうだったし何なら戻したら良かったのでは?とか。事件が公にできないからとかだったのかな。
・シオンを助けに行って何でバイクが部屋に?っていうのと何で長髪のカツラがあの部屋に?って思った。
・シオンの能力の限界がどこまであるんだろうと思った。
・シオンの耐久性も柔道で投げられてたっぽいけどどれくらいあるんだろう思った。
・送迎してた主任のおじさんが日中にいないはずのとこにシオンがいたって報告してたけど、発見からだいぶ開きがあったのと、何で直接声をかけなかったのかが凄く疑問だった。その理由の説明があったらそのシーンが欲しかった。
・シオンがサトミと同じクラスに編入させていたけど、何で母親が一番知らない状況でそれでいて母親は何でその辺の事を全然娘に聞いたり探ったりしないのかなぁとかが不思議だった。
…と引っかかりが諸所にあったけど、歌のシーンやテンポや絵の奇麗さであんまり気にならないまま観られた。観終えた後からやっぱり気になったけど。
・AIが巡り巡って自分のしあわせを願ってたっていう感じが何だか泣けた。演出も良かった。
・「ひらいて」を観たせいか、みんな相思相愛でうまくいってて少し嘘くさく感じられた。
・お母さんのぐれっぷりが切なかった。
・土屋太鳳の声がシオンに凄く合ってて良かった。
・シオンはなぜ可愛い女子高生だったのかなぁと思った。
良かった!
シオンいきなりの"幸せ?"に面くらい、内心(もしかして終始こんな展開の、ヤバい映画なのでは…?)と思ったのですが、最後まで見てみると良い意味でヤバい映画でした。
けっこうミュージカルチックではありますが、ガチではないのでミュージカル苦手な人でもいけるのでは。
劇中ではシオンがロボットだということはだいぶ序盤(というかハナっから)でバレますが、それでも生徒たちとの触れ合いを通じて絆のようなものが出来ていきます。
その中でもシオンは一貫してサトミの幸せを願い続けていました。
後半は最高の盛り上がりからの一転してピンチへと転換します。
このピンチ自体はAIロボットものに割とありがちなものかなと思います。
その中でシオンが何故サトミの幸せをこれほどまでに願い続けるのかが判明するのですが、理由に感動してしまいました。
ただ一点残念なのが、シオン→サトミは納得ですが、友人がシオンをここまで想うに至るプロセスがもっとあればと思いました。時間もっと長くていいので。
キャラデザも素晴らしいのでお勧めです。
ところで、CMちょっとしか見てなかったんですが、本編見るまでサトミは男子かと思ってました(笑)
鑑賞して後悔は無いと思うので、オススメ!! ツッコミどころはあるも...
鑑賞して後悔は無いと思うので、オススメ!!
ツッコミどころはあるものの、コンピュータに興味があるので楽しんで鑑賞できた!
実はシオンは昔トウマが改造したAIだったってオチ。天才ですか?(笑)
トウマがサトミにプレゼントしたたまごっちみたいなおもちゃの中のソフトウェアがシオン。だから、シオンの古い記憶データには小さい頃のトウマとサトミが写っている。
シオンは最後に宇宙の人工衛星に転送されて、宇宙からサトミを見守ることになって話は終了だ。
今より少し未来の話だ。
田んぼで稲を植えるロボットがいる。
サトミの家は、音声でカーテンが開いたり、お米を炊いたりする。
バスは当然自動運転だ。
自然エネルギーも活用している。あれは風力発電なのか?なんなのか?
シオンの実証実験が失敗し、サトミの母親が腐ってしまった(笑)ダメ親。
しかもサトミの母は、シオンをサトミ達が取り返そうと、星間エレクトロニクスに侵入する手助けをするが、社会人として絶対にやってはいけないような行動をとった。とても共感できない。
でも、サトミの母は星間エレクトロニクスの会長に許された。何故?能力がずば抜けて高いと、許されてしまうようだ。
残念ながらITが発展しているのにリモートワークをしていない。田んぼのど真ん中に都庁みたいな巨大ビルを作っている。そこに警備員はいる。なかなか社会はアップデートされないようだ。
前半が惜しかった
全体として、後味は悪くない。
「いい映画」だ。
でも、号泣というレベルには足りていない。
構造を先に作って後からエピソードをはめていったのではないか?とにかく後半になってサトミやメンバー達が急速にシオンを思うようになる"取ってつけた"が否めない。理屈としてはわかる、が記号的な展開に思える。短い2時間の枠内でシオンが観客にとってかけがえのない友達であるように感情移入させることに失敗している。何個かの問題を解決したからサトミが心を許すようになった、という報酬レベルの友情に見えてしまった。
ここがうまく機能していれば後半の種明かしがもっと効いて感動の物語になり得たのに惜しかった。
面白かった部分もあるけど、突っ込みたいところもある映画
【突っ込みたいところ】
・母親がなぜ、法律ギリギリの実験をやるのか、よく分からない。
そして、散々なことをやっているにも関わらず、お咎め無しなのも、よく分からない。
・告げ口姫とサトミが言われる原因になった、サッカー部員の喫煙は、本来はトウマがその現場を見ていたことがあとから、出てくる。ならば、喫煙の事実はトウマからサトミに伝わったことになるのではなかろうか?その時のやり取りがあったはずだから、サトミがなぜ告げ口したのか、クラスメイトから聞かされるまでトウマが気付いていないのも、ちょっと無理があるように感じた。
・何故か、ラボ(室内)にバイクがある。ご都合主義にも程があるよ〜(> <;)
【良かったところ】
シオンがなぜサトミに声をかけ、歌を歌うのか、その理由がサトミ目線で明かされていたので、サトミに同調しながら、物語を楽しめた。
歌が良き!
最初ハイテンションポンコツAIが、主人公のためにワケわからないことをしたり歌ったりして、歌いいな!くらいにしか思わんかった。けど、伏線回収?とかストーリー構成が良い!!
主人公の恋愛含め友人関係や過去、友達の恋愛関係そしてシオンの行動理念や今までの不可解な点、ラストスパートの追い上げがすごい。なんていうか、なんというか良かった。王道的なところあるし万人に受けるかは分からないけど俺はとても好き!!!
良く言えば王道、悪く言えば無難
良い点
・映像が綺麗
・音楽(ミュージカル部分含む)も良い
・ストーリーやキャラに不快感がない
悪い点
・AIを取り上げている割に展開が読める普通の物語
・他がうまいだけに男主人公の声に違和感
・母親があまりにも仕事人間で毒親
(鏡に物を投げつけるシーンはDVそのもの)
シオンが…異常にカワイイ!!
最初、あまり期待してなかったのですがある意味期待を裏切ってくれました。AIであるシオンが、サトミを昔から幸せを叶えようとしていたたまごっちのAIが進化したものだった!すごく、感情移入ができる感動作でした。
全67件中、41~60件目を表示