「【”ようこそ、混沌と退廃が渦巻く撮影現場へ”火刑に処されるシャルロット・ゲーンズブール。入り乱れる思惑。過激な光の点滅・・。】」ルクス・エテルナ 永遠の光 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”ようこそ、混沌と退廃が渦巻く撮影現場へ”火刑に処されるシャルロット・ゲーンズブール。入り乱れる思惑。過激な光の点滅・・。】
ー 序盤こそ、ヨーロッパの魔女狩りにおける火刑シーンなどが、描かれるが途中からは、今作で描かれる監督と思われる、ベアトリス・ダル(あ、「屋敷女 完全版」公開中だな・・・。)と、主演と思しき、シャルロット・ゲーンズブールのツーショットが分割画面で映される。ー
◆感想
・真面なのは、序盤までで、途中からは映画製作の混沌とした撮影風景が、支離滅裂に描かれる。
ー 自分を売り込む映画助監督らしき、品性の無い男・・。ー
・ギャスパー・ノエ監督の前作、「CLIMAX」は、面白かったが、今作は実験的要素が強すぎる。
・ストーリーらしきものも感じられず、只管に映画製作の混沌とした状況が描かれる。
<唯一、見応えがあったのが、ラストの極彩色の光の点滅の中、火刑に処されるシャルロット・ゲーンズブールの姿が、妙にエロティックに見えた所であろうか・・。
異端児、ギャスパー・ノエ監督の目指す映画とは、何なのであろうか?
前作でのトランス状態に陥った人々の姿を、強烈なサウンドと、今作の様な極彩色の光の点滅で描き出した作品では、その方向性が見えた気がしたのだが・・。>
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