「圧倒的に小国なれどずっと独立を目指し、それを達成したラトビアという国に大いに興味を覚えた」ザ・ライフルマン Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的に小国なれどずっと独立を目指し、それを達成したラトビアという国に大いに興味を覚えた
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ジンタルス・ドレイベルグス 監督による2019年製作(109分)のラトビア映画。原題:Blizzard of Souls、配給:アクセスエー。
位置も正確には言えなかったラトビアの映画というのが珍しく、視聴した。途中からなんかおかしいと思っていたが、舞台は第二世界大戦でなく何と第一次世界大戦であった。ただ逆に言うと、塹壕戦の本質はあまり変わっていないなとも感じた。
ドイツ兵に母を流れ弾で殺され志願した16歳の狙撃兵が主人公で、事実らしい。彼は結局は、かつて仲間を撃てというソ連指揮官に忠実な上官の指示に従えず、友人とともに軍隊を脱走。そして、ラドビア独立のための軍隊に入ることとなる。
ドイツ憎しは明確に有るが、かといってソ連も素直に好きになれないというラトビア人の心境を知ることが出来た。歴史的にラトビアが独立を達成できたのは、1990年。コレから、実に長い独立への歴史に、深い感慨を覚えた。
監督ジンタルス・ドレイベルグス、製作インガ・プラ二ェブスカ、原作アレクサンドルス・グリーンス、脚本ボリス・フルーミン、撮影バルディス・ツェルミニュシュ、音楽ロリータ・リトマニス。
出演
オトー・ブランテビッツ、ライモンツ・ツェルムス、マールティニュシュ・ビルソンス、イェーカブス・レイニス、ガティス・ガーガ、レナールス・ゼルティニュシュ、ビリス・ダウジニュシュ。
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