「インドネシアヒーローの序章として良作」グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー s kさんの映画レビュー(感想・評価)
インドネシアヒーローの序章として良作
BCU…ブンミラゲット・シネマティック・ユニバースとは、大きくでたなぁ。
インドネシアコミックスのヒーロー作品が元ネタらしく、今後もヒーローのクロスオーバーを展開していく予定との事。
原作について国内wikh等で調べても、中々情報が見つからず、次回作以降の展開や他のヒーローの情報は見つからなかった(唯一見つかったのはスリ・アシくらい)
日本はアジア圏の他国文化に疎いから、需要的にも難しいのかも。
作品のクオリティは60分程度の内容に、次回作以降の伏線を散りばめた作品だ。
幼少期の悲しい過去から超常的パワーを得て、それをどう使うのか。までを丁寧に描く。
近年のMCUというよりは、昔のデアデビルやバットマンに近い雰囲気。少し薄暗い感じと言うか。
また、インドネシアの貧困問題や労働格差などの世論情勢を取り入れている為、少し分かりづらい所も多い。
シラットを用いたアクションシーンは格好良いが、派手さがなく、映像が超人バトルの域に達していない為、いまいちスカッとしないのが残念。
やはりCG予算と技術ではハリウッドクラスのクオリティを出す事が難しい為か、超人ものとしての印象に残るシーンが作り出せないのかも知れない。
むしろ予算と技術の妥協点がこのストーリープロットにせざるを得なかったとも感じられる。
ただ、今後を見越しているのであれば、それなりに良い序章だったのではないだろうか。
今後8作続くと言われているBCU。
何とか技術と予算の増加をして、コミックスに描かれたようなヒーローを描き出して欲しいと期待するばかりだ。
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