「幸せになってと思えたから、きっと良い映画」Bittersand やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せになってと思えたから、きっと良い映画
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意外とユーモラスなシーンも有るんですよね。なので、そんなに重苦しくない。
暁人と絵莉子の再会シーンも、結構コミカルなの。
あの再会シーン、最初は偶然助けたんだと思ったけど、最後まで観てみると、居合わせたのは偶然でも、助けたのは暁人だったからなんだろうなと、思うくらいに絵莉子の印象は変わってた。
再会こそコミカルだったものの、これ以降の暁人と絵莉子の関係だけはシリアスな感じなんですよね。
それが、二人が心に残した傷の深さを表してる様だったな。
まあ、高校時代の暁人は、他にやり方が有った気もするけど、あの年代の正義感や優しさのベクトルがずれるのは、割と有る事かなとも思う。
そして、二人の心の傷は直接受けた物だけでなく、その後にお互いに対して何もできなかった自分自身も、二人を苦しめる傷になっていたんだと思う。
だからこそ、時が流れてしまっても、それを塗り替える必要が有ったんだろうな。
あと、良かったのが亜紗美がちゃんと幸せそうになっていた事。
特に、絵莉子と暁人を追いかけた時の下駄箱でのシーン、あの時の亜紗美と井葉のやり取りと表情が良かった。
なので、残るは絵莉子の笑顔を見るだけだと思えるの。
そして、暁人が絵莉子に追い付くのは、やっぱりあの橋。
あの橋のロケーション、良いですね。
あのシーンの二人に対して、幸せになっていいと素直に思えたから、きっとこの映画は良い映画なんだろうなと思う
なんだかんだで、復讐された側の彩加も、早めに彼氏の正体知れて良かったかもね。
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