「電話してチョーダイ♪もっともっと〇〇もっと」ハッピー・オールド・イヤー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
電話してチョーダイ♪もっともっと〇〇もっと
断捨離マニュアルを映画化した?てな感じで進む作品。インテリアデザイナーとして就職も決まり、自宅も顧客に見られるために断捨離から始めようとするジーン。母と兄と3人で住んでいるジーンだが、室内装飾をミニマル化するためにはピアノがどうも邪魔・・・しかし母はピアノを片づけることを頑なに拒む・・・自分じゃ弾けないのに。
自分の断捨離計画を考えながらの鑑賞となりました。黒のゴミ袋はだめだし、埋め立てゴミをどうしようか・・・車庫を改築するときに一緒に産廃としてだすべきか・・・などなど。映画では友人からのプレゼントだったり、CD、写真。思い出が詰まっているものばかり。貰った物はその相手に返すという作戦を思いつくジーンだった。
何でも捨てればいいってもんじゃない。元カレとの思い出さえも捨てなければならないのだ。そして家を出て行った父親のこと。すべて捨ててもいいのか?!いや、もしかすると思い出の品をなくすと、認知症になるんじゃないのか?など、色んなことを考えさせられます。
メインが元カレエムとその恋人ミーとのやりとりになっていくのですが、これだけでも執着心が残るってもんだ。逆にエムの家に置いてきた物を突き返されるといった事態にも・・・そんな中、チューニングの狂ったピアノでハッピー・バースデイを弾くジーン、その後の大晦日をホテルで過ごすシーンが印象的だ。新年を迎えると同時に過去を忘れられるものなのか。一抹の不安をも覚え、ミニマルライフをやり切れるのか。ちょっと考えさせられるが、やっぱりある程度の断捨離は必要なのだろうなぁ・・・物がなくても思い出は残るはず!採点は非常にきびしい~~
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