「タイの映画、なかなかでした。」ハッピー・オールド・イヤー 惑星さんの映画レビュー(感想・評価)
タイの映画、なかなかでした。
北欧風とか断捨離とか言うけれど、家の中にある物には一つ一つそれぞれ家族の思いがあり感情がある。感情の波に揺れて物語はまっすぐ進まない。
大げさに言えば、物を捨てることは過去の自分と訣別することであり、誰かにもらった物を捨てることはその人と訣別することである。だから、なんとか期限内に家中の片付けを終えて、念願のリフォームに着手できるはずが、主人公ジーンの涙がこぼれそうな表情で物語は終わる。感情のあり方を違和感なく受け入れることができて、外国の映画であるのが不思議だった。
そして、クールな雰囲気の主演女優がよい。
以上を一言でいうと、タイの映画、なかなかでした。
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