「タイトル詐欺」シン・ランペイジ 巨獣大決戦 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトル詐欺
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またしても配給会社のタイトル詐欺、映画ランペイジとは無関係の勝手便乗、しかもシンまでパクッている厚顔無恥ぶりからして出来は想像できましょう・・。ワーナーが怒らなかったのが不思議ですが、rampage自体は「大暴れ」と言う一般名詞ですから商標にはならないことにつけこんでる知能犯。
原題はクロコダイル島だから巨獣とは大きなワニのこと、第二次大戦の米軍の輸送機が翼竜のバードアタックで島に墜落、積み荷の放射性物質が原因で生物が巨大化とゴジラのようなことを言っていました、ランペイジで巨大化するのは遺伝子組み換えサンプルの流出でしたね、いずれにしろ、パイロットはモササウルスのような大ワニに食べられているので元から大きかったでしょう。
ランペイジの副題、巨獣大乱闘を巨獣大決戦に変えていますがワニ同士でも戦いませんからこれまた詐欺。
現代になってオーストラリアから中国に向かう旅客機も同様にバードアタックで不時着水、生き残った乗客たちを巨大ワニや大蜘蛛が襲い、次々と餌食にされる様が延々続きます。
この手のパニックものでは自己中の卑怯者が犠牲になるのがお約束、果たして生き残るのは誰でしょうと一風変わったサスペンスモード、妊婦まで交えてハラハラさせてくれます。
サイドストーリーはアメリカ映画によくある父と娘の確執、娘のボーイフレンドまで絡めて世代ギャップと協調を織り込んでいます。まあ、恐怖体験から生き延びたことで丸く収まるのも既定路線でしょう。
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