「期待して見たが、「う~ん、どうなんだろう」な作品」ベイビー・ブローカー けんぱっぱさんの映画レビュー(感想・評価)
期待して見たが、「う~ん、どうなんだろう」な作品
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カンヌ映画祭で、ソン・ガンホが最優秀男優賞を受賞した話題作なので、期待して見に行った。
まず、設定が面白い。産んだ子を赤ちゃんボックスに預ける若い母親。その赤ちゃんを密かに売るブローカーと彼らを追う刑事。ブローカーと母親が一緒になって、養父母探しに出るロードムービーだ。是枝監督が「家族のあり方」をどう見せてくれるか。
カンヌでは、上映後スタンディング・オーベーションの拍手が12分間続いたそうだが、少なくとも私はそういう気にならなかった。生まれた命やその人生がテーマなので、監督のヒューマニズムを映像で提示することが必要だと思う。しかし、部分的にはあったが、後半の展開が全体の構成を壊してしまったまま終わり、私には「?」だった。
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