旅愁のレビュー・感想・評価
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今の時代に生きる寂寥感とかが映画のトーンと相まって決して楽しくはな...
今の時代に生きる寂寥感とかが映画のトーンと相まって決して楽しくはない日々の変化が淡々と描かれてる。政治的には色眼鏡でついつい見てしまう中国人がここでは平均的な日本人より多少国際的ではあっても異国での孤独感はシッカリ共有出来る感じで描かれていてその部分は共感出来た。商業映画に成り切ってない表現としてのキワドさの無さがもどかしくも感じるが、それはそれで清々しい雰囲気にも繋がっていて微妙に好感の持てる作品でした。
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【”愛と憎しみは、共存できるのだ”と、李風は言った・・。” 異国、日本で、寂寥感を抱える男女三人が、夫々、好きな相手を思いやりつつ、”清涼な三角関係”を築いて行く・・。】
◆ 日本暮らしの長い李風は、再婚した母親から独立し、東京の下町で、中国人向け民泊を営んでいる。何となく、日々寂しさを抱えながら・・。
ある日、近所で、”目の大きな女性の絵”を描く画家、王洋と彼の個展で出会い、李風は何となく、彼に惹かれていく・・。
そして、王洋も・・。
ある日、王洋の元に、元カノのジェニーが中国から訪れ、平穏だった李風と王洋の関係性に波風が立ち始める。
<中国・日本の共同製作だが、監督の呉沁遥さんを始め、出演者は殆ど中国の方である。
が、傷ついたジェニーを癒すために、李風と王洋が彼女を誘って、温泉に行くシーンは和のテイストが穏やかに漂い、
あの印象的な再後半の河原でのシーン 及びテントのシーン
―個人的な白眉のシーン。少し、涙が出る・・-
は、不思議なエロティシズム溢れる清涼な風合の作品である。
<2020年12月13日 刈谷日劇にて鑑賞>
■蛇足
・このレビュー、誰も読まないと思うけれど、何故にこの作品のレビューが二つしかないのかな?
何となく、寂しい・・。
咳をしても”二人”・・
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