「ラストの詰めが甘い」ブータン 山の教室 ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの詰めが甘い
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結局村のことを思いつつも、オーストラリアで歌手を続けるっていうラストですよね。もし春になってあの村に戻ってきて、あの娘と再会、あるいは学級委員や子供たちと再会するラストだったら、かなり感動的な作品になったはずなのに、もったいない映画でした。
結局、世界一幸せな国と言われているブータンを脱出してオーストラリアに行く予定だった主人公の考えは変わらなかったという何のオチもないラストってどうなの。 それとも、世界一幸せな国なのに、なぜ若者は海外に行ってしまうのかという矛盾、あるいは問題提起?
あと、ちょっと不思議だったのが、子供たちが女の子ばかりで、男の子は確か一人しかいなかったこと。それと、ブータン映画なので、ブータン語で話しているはずですが、朝鮮半島からブータンはかなり離れているのに、ハングル語のように聞こえました。私だけ?
いずれにしても、ブータンの大自然、ブータンの田舎の生活を垣間見ることができる貴重な作品でした。ブータンに行ってみたくなりました。
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