#生きているのレビュー・感想・評価
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生きてたね
良かったねって感じでした。
舞台の範囲が街ですらない。
マンション2棟とそれを挟む広場?
駐車場?
生き残りを掛けた男女2人の物語。
マンションの屋上で迫りくるゾンビ。
四面楚歌。
この2人の運命や如何に!!!!!!!!
はい。
特に感想はありません。
面白かったけど。
新感染ファイナル・エクスプレスがとてつもなく面白かったので
期待しすぎたのでしょう。
ある意味でワンシチュエーション(イイスギ?)だから
ちょっとした緊張緊迫感はあるんだけど
ん~~~~なんかね。
イケメンでもないしカワイ子ちゃんでもないし
なんかいまいち感情移入しきれない。
でもね、面白かったですよ。
時間つぶしにって言ったら失礼かもしれないけど
観て損したとか時間もったいなかったとは微塵も思わない。
暇だな~気楽にそこそこのホラー観たいな~って
時にはちょうど良きかもしれません。
今どきのゾンビサバイバル
ゲーマーと登山家
よく思うのだが、ゾンビ映画のばあい、もはや現れるまでが、まどろっこしくて、仕方がない。
ゾンビ映画なのは分かっている。ならば「現れた→たいへんだ」の導入部が、ぜんぜん要らない。と、個人的には思う。
ただし、韓国映画ならば、少なくとも解っている人がつくっている──という既認識があるゆえに、日本のゾンビ映画を見る時のような、不安はない。
NetFlixのストリーミング配信がはじまって、はや20有余年。
統計データは知らないが、韓国のコンテンツが世界じゅうの視聴者から得た信頼性は、計り知れない──と思われる。
前半はほとんどバーニングで見たユアインのひとり舞台になっている。
金坊主で、怠惰で軽薄なゲーマーの感じをうまく演じていた。
が、個人的な感慨なのだが、NetFlixにて、生きているの放映が発表されたとき、パクシネのクレジットを見た。──見てしまった。
──その事前情報が頭にあったせいで、ユアインのひとり舞台が、長く感じられてしまう、のである。
いや、パクシネ見たさ──ゆえに感じてしまう長さ、ではなく、じっさいに冒頭からの孤立状況描写が、長すぎる。と思う。
そのため、展開に遅遅とした感じがある。韓国映画の持ち前のスピード感が顕在してこない。
また、ゾンビ映画でよく思うこと、のもう一つに、健在者(非ゾンビ)の悲愴描写が要らない──がある。
怖がったり、悲しがったりが、もはや、まどろっこしい、わけである。
そもそも、ロメロがナイトオブ~を撮ったのは1968年である。
エクソシストよりも古いネタなのだ。
であるならば、現れるも要らず、怖がるも要らず、悲しむも要らない。
きょうび、そのことを、解っているゾンビ映画だけが、死なない。
生きているは、もちろん、その辺は解っている人たちがつくっている。とは、思う。
シンギュラリティのかなめとなるものは、おそらくデジタルガジェット(ドローン/トランシーバー)と、登山用具(ピッケル)であろう。
ただ、前述したような、まどろっこしさを回避するために、隔てられたアパート間を、ドローンを使って連絡するところ──から、はじまっても、個人的には、構わなかった。
なんの事前描写もなしに、そこからはじまっても、まったく問題はなかった──と思う。
とはいえ、映画は悪くない。
生きているを、生かしているキャラクタライズは、ゲーマーと登山家の共同作戦──である。
お互いが使うツールと、性格の有利と不利をおぎないながら、窮地を切り抜けてゆく脚本は、みごとなものだった。
加えて、なにもかも出し切ってしまいました──の感じがぜんぜんない。
環境を狭い世界に置いて、予算を抑えながら、かなり、余裕でつくっている、と思う。
プロダクトとしての全体像に、頭のよさがある──のである。
ちなみに言わなくてもいいことだが、わが国では、プロダクトとしての全体像に、頭のよさを感じるコンテンツとなると、なかなかお目にかからない。
現れ怖がり悲しみ──の描写も控えめで、孤立を脱してからは、ハラドキの楽しいゾンビ映画に仕上がっていた。
ピッケルを振り回しながら駆け抜けるパクシネはかっこよく、軽い男と重い女の対比も、うまく噛み合った。
中途の波乱もスパイスが効いて、最後まで気を抜かせない。──暗転と明転が巧かった。
なんとなくNetFlixに特化した戦略性も感じられた。
おそらく韓国は、アイドルや映画やドラマを、外交戦略と考えて、国をあげて勧奨している、はずである。
わたしには韓国映画/ドラマが好きだから──韓国人が好き、という若さはない。
ただし、コンテンツの底上げは、人種を良く見せる上で、かなり効果的な方法論だと思える。
目新しさはない
ユ・アインの演技が好き
今時ゾンビ
低予算の割に
3
当たり前の日常を見つめ直す
ただのゾンビスリラーではなく、命の尊さを感じさせてくれる映画。
一見『ウォーキング・デッド』や、日本で言うと『アイアムアヒーロー』みたいだが、全編ほぼ家のなかで物語が進む斬新な展開。まるでコロナ禍における自粛期間を描いているよう。
普通に食べられること、外に出られること、誰かがそばにいてくれること…日々の惰性に流され見落としがちな欠けがえのない幸せに気づかせてくれる。本当に必要なことが何であるかも。
電波のつながらないラジオや、一方通行のトランシーバーでコミュニケーションが取れる貴重さを表現しつつ、現代のインターネットやSNSも害とせず、その良さにも光と希望を当てている現代的なテーマ。
生きるのは大変だけど、みんな生きたい。生きていなければ何もはじまらない。
ちょっと見応えはものたりない気がするが、これからが楽しみになるNetflixオリジナル作品。
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