悪魔はいつもそこにのレビュー・感想・評価
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世にはびこるクズどもよ。
悪魔として出演するクズの方々です。ペット殺しの父、同級生のいじめっ子、ボニーアンドクライド風夫婦、汚職警官、そして聖職者(2人)。そこに父子、兄妹、母娘といった縁が絡み合ってクズがクズを引きつけてしまうので、タチが悪い。
クズであることは変わらないけど、アメリカ全体が戦後の好景気、赤狩り、ビートなる新たな動きの中でオハイオの片田舎での市井の人々は、なんら影響を受けることもなく一人ひとりが生きるための日々の営みを続けている中で描かれる。
もう一つ最大のクズが、ベトナムに派兵するアメリカ政府(ジョンソン大統領)。初めて、アメリカの大きな渦が、いよいよオハイオにも及び始める。終戦後の帰還兵から始まり、個が体験したの小さな悪魔の物語を経て、またしても戦争という、まるで悪魔のビッグボスかのような物語りに流れにつなぎこむ。
世界のどこかで今でも戦争が行われ、どこぞの議員は私服を肥やし、明日の生活も担保できない国民も。悪魔はカタチを変え、いつの時代にも蔓延っている。
さて、悪魔は何処にいるのか?
さて、悪魔は何処にいるのか?
そのまま受け取れば、いつもそこに?
一つだけ分かる事は、有色人種が一人も出て来ないって事だ。それでも、異教徒で悪魔のようなカバニズムの日本人を揶揄する。それも一瞬。後はベトナム戦争。
乗せてくれる人はヒッピー風の人
そのバックグラウンドで流れる曲はカントリー風。
さぁ?悪魔は何処にいるのか?
追記
その後エンドロールに流れるのが
『Banks Of The Ohio』じゃないか!
オリビア・ニュートン・ジョンのアルバムで聞いていた。凄いよ。、
最初から最後まで憂鬱です
好みが結構分かれる映画です。
私には苦手な部類の内容でしたが、つい魅入ってしまう内容でした。
本編中、記憶の限りは『悪魔』という単語は一切出てこず?タイトル回収はないまま終わります。前半は時系列が結構飛んだりするので、集中して観ていないと置いていかれるので結構疲れます。
人それぞれ違う悪魔を中に飼っている、でも、その悪魔を飼い慣らせず、欲望のまま生きてしまったら…………
自分の中の悪魔を曝け出した奴は、性癖のため、名誉のため人を殺すし、児ポする。
主人公にとっての悪魔は父で、人を殴っている姿がまるで父のようで、悪魔のようでした。
後半は、殺人犯は殺人犯に引かれ合う…的な感じで面白いなぁ!と思ってしまいました。
人をころした主人公の行く末は決して幸せではないだろうけど、最後のシーンの、車の中で微睡む彼を見て、幸せであって欲しいと願わずにはいられません。
それぞれの信仰…
それぞれの信仰を軸に、それが基で他者への暴力、復讐劇へと、一人の青年の人生を狂わしていく。アーヴィン以外、ほとんど共感できないが、最後まで彼が生き残って良かった。信仰は自由だがそれを他者に強いてはならないし、犠牲にしてはならない。狂気に満ちたハリー・メリング、ロバート・パティンソンは演技してるとは思えないほど、イッちゃってた。とにかく淡々と長く、どこか晴れない気持ちで見終えた。
豪華キャスト
全く前情報なしで観たので、私のような者には宝の持ち腐れ的な作品に…と、あとで思ってしまったが、やっぱり豪華キャストといわれる人達は違うなぁ。何かが…。
妻のために神に祈り、全て…愛犬まで捧げる敬虔な?クリスチャン。
妻を殺した直後、蘇りの力を授かろうと叫ぶ熱心な?信徒。
バカ牧師にいわれるがまま身体を預ける従順な女の子達。
イスラム教徒が多い国で起きていることなども思い浮かべながら、信仰ってなんだろうかと、終始考えてしまった。
神を信じながらやってることは異常というのが一番腑に落ちない。
とはいえ、何が「正常」なのかが問題か?
義理の妹、祖母への愛情は本物だったし、そんな彼が愛犬の遺骨を埋葬する最後は切なかった。
誰でも悪魔になり得る
この作品に登場する人物は、とんでもない人達だ。
人の苦しむ顔に快感を覚える写真家とその妻や、汚職保安官。新しくやって来たレイプ牧師など…ゴミクズばかり。
そんな中、神の存在を信じないアーヴィン(トム・ホランド)が、妹同然に可愛がるレノーラの死をきっかけに、牧師に制裁を加える…。
その後 偶然か必然か…悪魔達が次々排除されて行く。
「七つの大罪」じゃないけど、人間は実に罪深い生き物なんだろうなと思うし、そうは言っても世の中 神も仏もないと思う
出てくる人達は 皆信心深くて、私からしたら本当に信じられないと思うので、アーヴィンに共感する所が多かったかな。
キャストも結構〜凄くて驚いた(笑)。
トム・ホランドも子役の頃から なかなか良い役者だと思ってたけど、ロバート・パティンソンもこだわりがある役者で、凄いなって。
今から「ザ・バットマン」が気になり過ぎて(笑)。
ポール・ダノのリドラーも気になり過ぎて(笑)。
気分いいもんではない
クソみたいな奴らがいっぱい出てきてそれをトムホランドが殺してくれるので多少スカッとはするものの、イカレ野郎共のイカレ行為を見なくちゃいけないので途中までは気分悪かった。いい人たちもいるんだけどそのいい人を食い物にするクソ野郎に腹たったが報いを受けたので良しとする。ロバート・パティンソンの一目でクソ野郎だと思わせる演技は素晴らしい。そしてトムホランドが死ぬほどかっこいい。トムホ史上1番カッコイイんじゃないかと思った個人的には。
田舎町のサイコパスを1つにまとめた映画。ただ豪華俳優の割には・・・
【感想】
前半1時間ぐらいはどういうストーリー展開になっていくのか全然わかりませんでしたが、田舎町のサイコパス達が徐々に主人公アーヴィンに関係してくることで物語が繋がっていきます。アーヴィンの幼少期の出来事が、大人になってからの行動に色濃く反映されているんだなというのがわかります。
豪華俳優陣の演技のおかげで緊張感があり退屈するシーンは特にありませんでした。ただ、後味の良いラストでもないですし観た後に心に残るものは特になく★3つとしました。こういう映画が好きな人も多いと思います。俳優陣だけでも一見の価値はありますね。
【俳優について】
役者は主演トム・ホランドさんはじめ、TENETでも注目のロバート・パティンソンさん、ペニーワイズにしかみえないビル・スカルスガルドさん、ハリポタのダドリー役のハリー・メリングさん、隠れ名優ジェイソン・クラークさんと超豪華な布陣で構成されています。
トム・ホランドさんはスパイダーマンの印象しかありませんでしたが、全く違う役をこなしていました。素のキャラクターも面白いホランドさんですが、成長するにつれてもっと幅広い役が回ってきそうです。
ロバート・パティンソンさんはTENETを観て自分のなかで一気に評価が上がりましたが、この映画では全く別の一面を魅せてくれました。ディカプリオ級の名優になる予感。
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