「オムライスの女」空に住む Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
オムライスの女
両親を交通事故で亡くしても泣けなかった、田舎の出版社で編集者をしている女性が、有名チャラ俳優と出会い自分を見つめていく話。
叔父の所有する渋谷の高級タワーマンションの高層階で暮らし始めた主人公が、エレベーターで出会わせた同マンションで暮らす俳優にロックオンされて巻き起こっていくストーリー。
俳優の下心は見え見えだけど、それはわかっているし、主人公も悪い気していないし、良い大人だしというところから話が進展していくけれど…。
職場の後輩に叔母に、何ですかこのキモイキャラ。叔母さんは病み気味にしても、後輩はこれで親になりますか?
一応話の転機として使われてはいるけれど結構ムリがあるし、ここまでの設定いらないでしょう。
主人公のイマイチはっきりしないところも自分にはないところだしなー…この世代の女性には、わかる~となる?
「二項対立」を掲げて自分と向き合えていない女性の機微を描きたかったんだろうけど、残念ながらそもそもの主人公の心情や言動に共感出来るところがなく、結局のところも何を感じれば良いのか…大筋のところでは理解出来る物もあるけれど、自分にはハマらなかった。
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