日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウのレビュー・感想・評価
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アニメ版のレビューです
総集編のこちらは未視聴だけど、うんこをいくら切り貼りしてデコレーションしてもそれはうんこでしかないので、この評価は変わりません。もしうんこが美味しいステーキに生まれ変わっていたのなら申し訳ありません。その場合はあくまでアニメ版の評価ということをご了承ください
とりあえず、もう一度10話一気見するか、知らないおっさんのチソポを舐めるか、どちらかを選べと言われたらめちゃくちゃ悩んだ挙句苦渋の決断で10話一気見を選びます
1話だけなら星4くらいあげてもいいんだけど、2話以降が-2億点くらいなのでこの評価。そして予告編の9割が1話の映像が使われています。まぁお察しですね
山芋ボンバーをはじめとして、無駄な死が多すぎる。災害による死なら、災害による不条理な死の描写として分かるけど、大体はアホマヌケうんちっちな死に方しかしないので全く感情移入できません。かろうじて春夫の走りシーンだけは良かったけど、隆起する場所のデータとかいうクソの役にも立たないデータの為に彼は死んでいます
宗教団体が大麻を栽培し銃撃戦をおこすシーンがあるなんて、この日本沈没というタイトルから想像できるでしょうか?
乗船しようとするも純日本人以外お断りの思想強めな奴らに拒まれるが、秒で別の船に乗るかい?と助け舟がやってくるも、秒で波に襲われ主人公と弟と助け舟を出したおっさんの3人が救命ボートに乗り込むも、秒でおっさんはサメに食われます。言ってる意味分かりますかね? 僕には分かりません
湯浅政明はアニメーターとしては好きだけど、湯浅監督作品は好きじゃないんだよね元々。多分脚本家の人も、はじめてプロットを書いたんだと思う。脚本家はじめて3日でノートに走り書きした構想がそのまま作品にされてしまうなんて、この脚本家も不憫です。可哀想です。あんまりです
でも、山芋ボンバーを思いつけるこんな脚本家ですから、将来はボボボーボ・ボーボボのような面白いギャグ、コメディ作品を作れると信じています
あ、カイトはそこそこいいキャラでした。カイトいなかったら完走は無理だったかも……。作中唯一の良心だったかな
netflixで見た本作オリジナルや小説は酷評の嵐。突っ込まずには...
netflixで見た本作オリジナルや小説は酷評の嵐。突っ込まずには居られない。それを映画にするだと?編集版だけど少しはマシになってるのかと鑑賞。時間を返して・・・小松左京がかわいそう。湯浅監督ガッカリだよ。10月放送予定のドラマ日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』は期待してます。
最終的な着地点には不満はあるが、良い点も多いね
監督は湯浅政明。
個人的に、いまいちばん注目しているアニメ監督です。
2020年、オリンピック開催が近づく日本。
突如、巨大地震が発生。
次期大会強化選手に選ばれた中学3年生の陸上選手・歩も競技場のロッカー室で仲間とともに被災する。
外に出てみると、周囲の惨状は目を覆うほど。
とにかく、家族が心配・・・と自宅へ向かうが・・・
といったところから始まる物語で、小松左京原作のベストセラー『日本沈没』に基づくアニメ。
これまで、1973年に劇場映画、1974年にテレビドラマ、2006年に再び劇場映画と映像化されているが、そのいずれも科学者・政治家・一般市民の3つの視点で描かれていました(それぞれの視点の軽重はあるものが)。
ですが、今回は、歩を中心とした武藤一家4人が中心で、一般市民の視点から描かれているあたりが興味深いです。
これは、とりもなおさず、東日本大震災を経験していることの影響でしょう。
あの震災を経験していることで、巨大災害に対して、市民ひとりひとりの中に「災害で大切なものを喪うこと」の意味を持っているでしょう。
その千差万別の想いに応える・・・
そういう意味で、作り手側の大きな挑戦、といえる作品だと感じました。
冒頭の巨大地震、被災した家族の再会、その後の進むべき方向の決定、のあたりまでは、かなり生々しいです。
特に、「さあ、これから進んでいこう!」と決意した直後に、一家の大黒柱・サバイバル技術に長けた父親が死んでしまうのはショッキングです。
(というか、ここまでがプロローグのようで、この後にメインタイトルが登場します)
さて、このタイトルの後、映画はすこしずつ様相が変容していきます。
ひとことでいうと、サバイバルアドベンチャー・ロードムーヴィ。
(一言じゃないな、こりゃ)
遺された家族は西へ向かうが、途中、パラグライダーを操る青年ユーチューバーに導かれるようにして、安全な土地を目指していきますが、その途中途中で危機に遭遇します。
山中の道路沿いに一軒だけ助かったスーパーマーケット、富士山の裾野あたりに自分たちの土地を確保して自給自足の集団生活をしている新興宗教集団・・・
そして、その集団の療養棟で発見されるのは、寝たきりでアイコンタクトしか取れない深海艇操舵の科学者・小野寺。
ここで、原作小説の主要人物が登場し、サバイバルアドベンチャーが、科学的SF的世界に融合していきます。
この新興宗教集団との遭遇からSF的世界への突入は賛否あろうかと思いますが、ある種の世界観の転換は、個人的には悪くないと思いました。
その後、日本が完全に沈没する可能性が大であることが示され、そんな絶望的な状況の中から「シズマヌキボウ」は見いだされるのか・・・
1973年版では、日本民族は土地を失っても世界市民として生きていく、との決意が描かれ、2006年版では、沈没させるわけにはいかない、として日本の土建技術力が描かれましたが、本作では・・・
おおお、沈んでも、再び隆起する!
科学的見地から、たしかにありそうな発想です。
そして、日本列島の一部が隆起するならば、一度は土地を失っても、再び集うことができる、と結論付けられています。
(対照的に、国を失っても、自分がいるところが自分の場所、という旧ユーゴ出身の青年が本作では登場します)
個人的には、1973年版の「世界市民」という発想の方が好きで、今回の再集結には、どことなくナショナリズム臭が漂っています。
その再集結がシンボルが「8年後の五輪」というのは、なんだか政治臭がするなぁ、とも感じました。
全10話の連続ものを再編集したので、場所の説明、新興宗教集団の成り立ちなど説明不足の個所があるのは否めませんし、このエピローグの作り方には不満はあるのですが、リアルサバイバルからヒロイックアドベンチャーへと繋がっていく物語は好きなので、それほど悪い評価はしないことにしておきます。
「日本人の一番いやな部分」と対峙する必然性
アプローチが違うのに、しっかり『日本沈没』でした。
まずは地震、沈む日本に対する恐怖をしっかり描いていた。
怖いくらいに。
阪神淡路と311を経験した私らには、導入部にはトラウマを刺激される部分すらあり。
音楽で異様に煽ったりせず、効果音で自然の脅威を表現していたのも怖さを倍増させていました。
元々の小説は「高度経済成長」に翳りが見え、終焉を迎えた時に、どうやって生きるか、日本人とはどういうものなのか、という命題に挑んだ作品でした。
土地や地位、所属などに固執する性質を持ち、またそれらに守られている日本人に、「土地を失う」という強烈なシチュエーションをぶつけて、日本民族のアイデンティティを浮き彫りにしつつ、初めて殻から出て「世界」に向き合った中で、どう生き残っていくかを描くのが小説『日本沈没』の真髄だったと思います。
だから原作小説にも、映画にも「日本人の一番いやな部分」と対峙する部分があったわけで(同じくらいいい部分の表現もあるし)。
その醜い日本人像は、昨今のSNSに蔓延する、歴史や科学を知ろうとせず、自分だけが正しいと信じ、ヘイト垂れ流しの人々にとっては、自分たちの醜悪な部分を強調して見せられる、痛いものであったろうなぁ。
劇場用に改めて作り直したという音楽は、ラストの主人公のモノローグにかぶせて流れるあたりで、希望を感じさせる上手いつくりになっていました。
と、全面的に褒めているようですが、ややマイナスな部分も。
作画のばらつきが目立ちました。
脚本的な粗も目立つ。
特に、物語を進めるためとはいえ、KAITOがチートキャラすぎて、ちと冷めた部分もあり。
新興宗教ネタなど、面白いかどうか客を選ぶネタ選びではあるし。
TVドラマ版や、昔の映画版のように、ジェットコースター的展開では無い分、作品にのめり込みにくい部分もある。
全10話をカットしながらも、「繋いだ感」がぬぐえなく、暗転、ぶつ切りがやたら増え、全体の中での盛り上がりポイントが希薄になっちゃった感は否めません。
ダイジェスト
ネトフリ版は視聴していない。
長さの割に、ダイジェストゆえのバランスの悪さも相まって、現代的な展開やツール、設定は良いのに、途中だれるところがあった。ラストは悪くない。
ストーリー展開に唐突感があるが、ダイジェストゆえで、削ってしまった些末なエピソードの積み重ねがあったのではないかと想像する。
だからといって、今さらネトフリ版を視聴するかといえば、それもないだろうなと思うのだけれど。
未見の方は、ネトフリ版を見た方がたぶん良いのではないだろうか。
作画沈没
原作を解釈したリブート作品だと知った上で観に行きましたが、こんなんでいいの?と思ってしまいました。
毎回発生するイベント(災害)で、仲間が一人、また一人と減っていくのは、過去の災害作品でよく使われる手法です。
まさか週間配信だから仕方ないと、言わないですよね?
小松左京の原作では、日本が無くなる事を主題に置いて、今の日本人の在り方を解いていたと思うのですが、本作品はまるでゲームのイベントです。
この程度のシナリオしか作れないのが、今の日本映画の情けないところでしょう。
その中で、主人公の武藤家が混血という設定は面白いのですが、次男の剛が盛んにエストニアを口にします。
エストニアがIT先進国だと知っていますが、せっかくなので、母の故郷のフィリピンを僕が素晴らしい国に変えるんだ!と言って欲しかったです。
最後に本作品の一番の失敗は、キャラクターデザインと、作画の雑なところですね。あの出来では感情投入は無理です。
せめて雑な作画をどうにかして欲しいものです。
家族のドラマと歩の成長物語
日本人の父とフィリピン生まれの母のもと、武藤家の歩と剛は家族で東京脱出をはかる物語。元が配信アニメだったおかげで、劇場版といえどもエピソードがそれぞれこじんまりとしているのは否めない。あ、ここで第一話完かな?とかの。それぞれのエピソードには人の死が必ずあるし、常に人間のエゴも感じられる作品です。
原発問題、不発弾、新興宗教、外国人排他主義、マイナンバーカード問題など様々なテーマをさりげなく入れているのも興味深い。特に外国人に関しては、母親がフィリピン人だったり、エストニアが大好きなハーフの息子だったりして、乗船拒否なんてシーンがあった。
サバイバル生活や個性的な家族もけっこうユーモラスであり、神社にイルミネーションを仕込んだり、長芋にこだわる父親や、元水泳選手であるが心臓病を患っている母親、娘は陸上部の14歳、弟はゲームが大好きでe-SPORTS選手になる夢を持っている。
決してハッピーエンディングではないと思うのですが、どことなく日本を分断し閉塞感に満ちたものにしているのは大災害だけではないというメッセージも伝わってくる。個性も大切だし、思想信条の自由も訴えてくる。特に終盤のラップバトルには剛、古賀先輩、歩と続くが、それらの考えを代表しているかのようでした。
オリジナルからの田所博士は出てこないものの小野寺はキーパーソンとして登場している。人気ユーチューバーのカイトという兄ちゃんがけっこうヒーロー扱いでした。数年後を描いた最後の映像はちょいと泣ける。
偏見なく面白かった
コンセプトを忌み嫌う人も多い中、
私は完全にフィクションとして楽しめたので、よかったのかもしれない。
古い小松左京作品を、見事に現代にリメイクした秀作。
こんなこと起きてほしくない。
こんなこと絶対にありえない。
その気持ちは、きっと皆おなじ。
ひとつの娯楽として鑑賞すれば、
この作品の素晴らしさが見えてくる。
目を覆いたくなる刺激的なシーンがとても多いので、
アニメ=子供のものと思い込んでいる方々にはぜひ見てほしい。
そして湯浅監督が表現したかった希望を、
エンターテイメントとしてのクオリティの高さを、
私はかなり満足のいく作品として推したい。
ちょっと良くないかな。
突然起きた大災害で世界が絶望の中、それでも必死に生きていこうとする人々の姿を描いていたのは良かった。
でも、あちこちでギャグ要素あんのなに?
こんな良いストーリー構成なのに、わざわざギャグ要素入れる?あきれたわ。あと、この映画はNetflixで配信されていたアニメをまとめたもの(いわゆる総集編)だから、そんなに人、来ないと思う。
ダイジェスト感が強すぎ…
ストーリーのブツブツ度がすごい。繋ぎ合わせただけだな感じで話がとぶとぶ。だいたいの流れはわかるけど表面つなげただけでうすっぺらい。それでもディザスタームービーとしてのアニメは迫力満点な仕上がり。きっとシリーズは面白かったんだろうなー。
これでなぜ特別料金。高い…。
一人
また一人と消えていく 話が唐突すぎるし主人公がウザい ですが、大地震、富士山噴火は懸念されていることだし、実際起こったら避難する道中あんな風に多国籍なのかも知れません 預言者の松原さんとジュセリーノさんの言ってることと一致してる点もあるので、これから先もしやアキラみたいに話題になる日が来るかもしれない 否、来ないことを祈る 原作とは違うみたいですね コロナ渦で災害はすっ飛んでるので思い起こさせてくれるって意味では評価
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