「NHKを観るかのように」ルーブル美術館の夜 ダ・ヴィンチ没後500年展 Kikiさんの映画レビュー(感想・評価)
NHKを観るかのように
エキシビジョン開催期間中にルーヴルに行っているのですが、チケットが入手困難だったことと、かねてよりダヴィンチファンだったことから、観に行きました。
閉館後のルーヴルでじっくりと絵画に向き合ったり、キュレーターを独り占めして母国語で解説を受けたりすることは困難なので、とても贅沢な時間でした。
解釈は分かれると思いますが、本キュレーターは、ダヴィンチを「万能の天才」としてではなく、ひとりの人間味あふれる画家として、並々ならぬ好奇心と探究心を持つ努力家の側面から、その信念と、それが表現された作品の素晴らしさをあぶり出そうとされていると思いました。
映画のいち作品というよりは、NHKでも観るかのように観ると良いと思います。
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