「ラストはお父さん泣かせ」いとみち bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストはお父さん泣かせ
主演の駒井蓮、不思議な魅力にあふれている女優さんだね。演技なのか素なのか全くわからない。いととおばあちゃんが喋るネイティブ津軽弁は、最初のうちは、ほとんどわからなかった。中盤あたりからようやく耳が慣れてきて聞き取れるようになると独特のリズムが心地よい。
言葉では、自分の気持ちをうまく説明できないいと。ほったらかしにしていた三味線と再び向かい合うことによって、主人公が周りに支えられながら成長していく。
初めて友人ができるまでの過程は、エピソードをはさみながらの長丁場で、ここまで丁寧に演出されると2人の気持ちが手にとるようにわかる。
娘がいるせいかどうしても父親目線になってしまう。ラストは、お父さん泣かせですよ。
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