「英国児童書だけに仏、独。そしてスペインに忖度しすぎ」アーニャは、きっと来る マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
英国児童書だけに仏、独。そしてスペインに忖度しすぎ
クリックして本文を読む
子供向けのお話だが、先ずはフィクションである。
こう言った事実は無い。
ビジー政権下、しかも、逃がす場所がフランコ政権。
この地もゴリゴリの保守的なカトリック教徒。
全くいなかったわけではないのだろうが、前途多難な行動で逃がす側も逃げる側も大変にリスクが高かったと思う。
レジスタンス活動の一環だったと思うが、フランスのレジスタンス活動は一枚岩では無い。皆が協力してユダヤ系の人々を救ったとあるが、それぞれ勝手に助けた結果だと判断するべきだ。勝手は良いのだが、違うセクト(?)だと、密告する者もいたはずである。
「パリは燃えているか」のアラン・ドロンの台詞にもあったと記憶する。
また、フランコ政権下のスペインに入国してからの艱難辛苦も大変な事で。
それは、先ほど見た映画「少女ファニーと運命の旅」のスイス国境でも同じ状況の様だ。九人の子供達は運が良かったのだ。
コメントする