劇場公開日 2021年1月8日

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「チャンシルさんは本当に福が多いと思う。」チャンシルさんには福が多いね 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0チャンシルさんは本当に福が多いと思う。

2021年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり前のアカウントが引き継げない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、

これからは「星のナターシャnova」

として投稿して行きます。よろしくお願いします。
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40歳の未婚女性。
仕事一筋に結婚も恋も忘れて邁進して来たのに
尊敬していた映画監督が居なくなったら
人生かけた仕事が一瞬でなくなってしまった!!
家賃も払えなくなり安い下宿へ~

なんとう言う崖っぷち状態。

正直、今のコロナ禍で会社が潰れた!とか
勤務店が閉店してしまった!など
同じ状況の人が沢山いると思います。
映画なのでちょっと牧歌的に描いてますが
生活が変わってしまうのは辛いですね。

そんな崖っぷち状態でもチャンシルさんには
いろんなことが起きる。
ちょっと気になる人が現れたり、
「大家さんと僕」の様な大家さんとのふれあいがあったり
果ては不思議な幽霊が現れてたり~

何も無いように見えてチャンシルさんには本当に福が多い。

で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては

チャンシルさんは映画のプロデューサー。
あんまりうまく説明できないけど
映画つくりに欠かせない予算の管理や
出演者の調整なども行う大事な仕事なのに
一般の人にはなかなか解ってもらえない。
そんなところももどかしい~

その中でもちょっとした妄想の対象である
ある人とのやり取りが映画ファン的には結構ツボ!

チャンシルさんの一番好きな監督は「小津安二郎」
なのにその人の好きな監督は「ノー〇ン!」って
対局じゃん!(笑)

得体のしれない不思議な幽霊とのやり取りのあと
古いラジカセで再生された一昔前のラジオ番組。
そこから流れた映画のタイトルが「ベルリン・天使の唄」
あんたは天使だったのか??
そのあと、その不思議な幽霊が差し出したのは
「ジプシーのとき」のアコーデオン。
「ジプシーのとき」は観たことがないけど
この映画に惹かれて映画を作る人を目指したチャンシルさん。

浮かれた映画プロデューサーでは無く、
本当に映画が好きな人なんだな~と伝わってきた。
慕ってくれる年下のスタッフもいるしね~
だからあの決断なのかな~

よく考えれば最後まで先行き不安な状況のヒロインだけど
暗い話にせず、どことなく笑いの要素も散りばめられた
さすがにホン・サンス監督の弟子らしい作品でした。

《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
パソコンをMacからからWinに買い換えて諸々操作しているうちに
うっかり前のアカウントが引き継げない状態にしていまいました。
前のアカウントの削除取り消しもできないので、

これからは「星のナターシャnova」

として投稿して行きます。よろしくお願いします。

星のナターシャnova