とっととくたばれのレビュー・感想・評価
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隠れた名作でした
タフすぎる
主人公がタフすぎる。それがおもしろい。ボケっとしたような表情で終始カオスな現場に立ち会っている。
彼は序盤を除き特に活躍するわけではない、むしろ他の登場人物を傍から見る第三者へと没入していく。そのため、この映画の鑑賞者(第三者)と同じような立場に接近する。
その間に他の登場人物たちの過去やこれまでの経緯が展開されて、私たちはそのカオスの裏の事情を把握する。そうして最後に、それまで展開してきたカオスが「清算」されて静かけさに包まれるシーンを迎える。
そこで主人公が我に返り、序盤以降没入していた第三者の立場から当事者の立場へと再び浮上する。
とにかく、うつろな表情で蚊帳の外のモブと化していたときの主人公の様子が無性に面白かった。
漂うタラちゃん臭
タランティーノとは言い過ぎ
ママさん、キャパオーバー
なんでこんな男と結婚してしまったのか、かわいそすぎるママだけど、目の前で起こっていることを受け止めかねて、体育座りして「ウヘエ」って顔してるところ好き。
「『カノン』的なやつなの?」とビクビクしてましたが。
やっぱり銃器よりもハンマーの方がバイオレンスです。クソ親父の股間を狙うところ好き! 「てめえ、このクソガキ、母ちゃんとできなくなったらどうしてくれんだ」というセリフが脳内補完される。でクソオヤジと彼氏のバトルが続くと思ったら、うわあとしか言いようのない展開になだれ込んでいく。映像とか構成とか話の捻り具合とか、もうあれもこれもぶち込もう、という張り切り具合が暑苦しくていい。
みんなしぶといので、タイトルのハマり具合も良し。
コメディかな?
お人好し過ぎる
タイトルなし(ネタバレ)
コミカルなBGMにのせて、容赦ない暴力、見たことない流血量で次々人が死んでいきます。 最初ちょっとグロさを感じましたが、ここまでくればスカッとしますね。
また、アップやスロー等のカメラワークもよい感じ。バスタブ排水溝シーンも気持ち悪さがこの上なく伝わりましたw
そして娘が美しい、息絶えてもなお美しく撮られてて、同じ女性でもうっとりしちゃいました。
ガンズアキンボに続くノリノリスカッと系で期待以上に楽しめました🎵
ブラック&スプラッター
「謝り」は誤り?
とある理由から、恋人の父親を殺害しようとした主人公と刑事オヤジが繰り広げる、コメディ感たっぷりのバイオレンスムービー。
人間離れしたタフさを持ち合わせる主人公とオヤジが繰り広げるバトルは、オヤジの親友や、娘も巻き込んだ壮絶なものになり、真っ白のシャツを着ていたハズのオヤジが、いつのまにか真っ赤な服にファッションチェンジ。
排水溝、汚い…。どんなスプラッター描写よりもそれが一番苦手なんすよ。。
ママと親友可哀そうすぎ。白紙の書置きに何か意味はあった?
しょっぱなのバトルは見ごたえがあったし、ちょっと笑った。
笑いのシーンも随所に散りばめられ、会場内も噴き出す声がチラホラ。
しかし、その多くは自分にはイマイチツボらなかったかな。
頭を空っぽにしてみるには最適の作品。
騒音どころか銃声鳴ってます
12歳の頃父親にレイプされ、以降15年もの間憎悪を抱えて生きて来たがもう限界、と刑事である父親を殺す様彼女に頼まれた男が、彼女の実家のアパートを訪れて巻き起こる話。
会話による睨み合いから始まり、オープニングタイトル前から一気に引き込まれる。
スローやズームといった映像に、大袈裟なSEやBGMにと煽りまくり、血飛沫ブッシャーのプロレスコントの様な展開。
殺し合いだけどねw
あれ?話途切れちゃう?と思わせておいて、夢や回想から話を広げて、サラッと繫げて続いて行くワンシチュエーションのドタバタバトルロイヤルコメディで、笑いどころたっぷり。
テンポも良いし面白かったけど、最後は少し尻窄みで物足りず、もう一捻り欲しかった。
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