「知識さえあれば怖くない?」ザ・ヴィジル 夜伽 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
知識さえあれば怖くない?
トラウマを抱えてユダヤ教の信仰を捨てた青年が、金の為にヴィジル(夜伽 )呼ばれる、死者の見守りを行い巻き込まれる話。
夜伽の説明字幕から話はスタート。
日本でいう通夜の様なもので、親戚や友人、いなければ人を雇い、死者に一晩寄り添う慣例らしい。
痴呆の夫人の代わりに夜伽を行う人物を雇っていたが、ドタキャンされたと急遽依頼され、朝まで5時間400ドルでバイトすることになった主人公。
夫人に何故かこの人はダメと言われるも、婆さんは直ぐに寝るからと、バイトを決行する中、不穏な出来事が起こっていくストーリー。
突然の大音量で驚かすところが多いけれど、そういう箇所より、地味なネタの方が怖さを感じる良くわからないつくりで、何事かが判ったらあれ?婆さんボケてない?
どうすれば良いかが判ったら、案外チョロい結末で、迫力はあまりないけれど、まあ主人公の心情的にはハラハラドキドキなのかな。
判りやすいオカルトホラーで、怖さよりもそういう環境に置かれた主人公のドラマを楽しむ作品という印象が強い様に感じた。
コメントする