リーサル・コネクションのレビュー・感想・評価
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陰の主役
米国Hollywood Film AcademyとモンゴルのIFI Production、Nomadia Picturesが製作したバイオレンス・アクション映画。
敵はモンゴルを拠点とする国際マフィアのボス、アルスラン、裁判で有罪を証言するため彼のアメリカの手下セリックをテキサスで逮捕したFBIのウェイドがモンゴルに護送する、現地警察のガンゾリグと組んで裁判所に移送しようとするがマフィアどもがあの手この手でセリックを始末しようと押し寄せる。
見どころはアクションシーン、この映画の風変りなのは心変わりしたセリックがFBIや刑事顔負けの手錠のままでの大活躍、まさに陰の主役はセリックでしたね。
モンゴル映画と言えば「天空の草原のナンサ(2005)」とか牧歌的な映画しか観ていないのでこんなバイオレンス映画があったとは驚いた、舞台もモンゴルだし役者も馴染みが無い分新鮮に感じました。流石に過激すぎたと現地の声があったのでしょうか、エンドロールで牧歌的な一面も添えていました・・。
独特な笑い
モンゴリアンマフィアのボスの裁判に証人として出廷させるため、FBI捜査官がアメリカで捕まえたマフィアの殺し屋を現地モンゴルの刑事と協力しながら護送するまでを描く。しかし、警察も腐敗しており、マフィアと共に汚職警官が、襲ってきます。色々話が飛び飛びとなり、細かな説明はないまま進みますが、何となくわかります。そもそも捕まえた捜査官がなぜ護送までするのか、彼が薬を服用してるからなのか?、その後も回収はされません。彼女にも愛想尽かされてるようなのですが。また、相棒を殺され、上司も悪徳だったと知るモンゴルのゴリゴリマッチョな刑事も、捜査官にモンゴルの説明はするけど、それ以外のキャラクター設定、や背景は描かれません。証人となる殺し屋がめちゃくちゃ強く、流し目のブルース・リー?、村上弘明?を彷彿させます。殺し屋の彼女がマフィアに人質にされますが、妊婦だって言うのに、めちゃくちゃ露出しており、いまいち可哀想と感情移入ができません。呆気なく救出できますが。救出も殺し屋に手錠させたまま、向かわせるし、またできちゃうし、圧倒的に強いです。しかし、アクションシーンは早回し多用ですが、接近戦で迫力ありました。そんな緊迫感の中でも、ちょいちょい小ボケが入り、ゆるーい感じになります。独特な感じです。ラスト、あんだけ撃ちまくってるのに、モンゴル刑事が本来暴力に慣れてないって捜査官に語るのはなんでだろう?モンゴルってそんな国じゃないって、この映画見て、今更?って感じがしました(笑)
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