「囚われ」ノマドランド さくこさんの映画レビュー(感想・評価)
囚われ
クリックして本文を読む
会社が倒産して町ごとなくなり、ノマド生活が始まったことはわかるが、なぜ定住しないのかはなんとなく終盤までわからない。
理解者である妹や好意を寄せてくれる男性とその家族。暖かいベッドや不自由しない生活がすぐそこにあるにも関わらず、彼女がノマド生活にこだわるのは、彼女にとって過去の夫との狭い社宅での生活のみが還る場所だったのだ。そしてそこから見えていた荒涼とした風景に似た場所が唯一彼女が生きて行ける場所なのだ。
彼女にとってのノマドとは、自由を求めて等ではなく囚われて抜け出すことの出来ない生活なのだと感じました。
コメントする