「ノマドという生き方」ノマドランド ミツバチば~やさんの映画レビュー(感想・評価)
ノマドという生き方
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切ない…
ホームレスではない、ハウスレス。
家は心の中にあるもの。
ノマドを敢えて選んでいる人たちは、目的があって、群れない強さを持っているように見える。
ファーンは善き人。
だれとでも仲良くなれ、自分から偏見なく相手と関わろうとできる。
けれども、とこに行っても最後までみんなを見送る人。
彼女には、目的がないから?
きょうだいもいて、手を差しのべてくれる人もいるのに、そこに甘えようとはしないファーンの心にあるものが、最後の風景なのかもしれない。
ただただ、切ない。
一人になることが怖いわけではないけれども、ひとりの世界を突きつけられたような静寂。
ファーンを自分と重ね合わせて、あらためて隣に座っているパートナーの横顔を見つめてしまった。
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