「自分の願望が強すぎて、、」ノマドランド global squareさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の願望が強すぎて、、
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1991年夏にニューヨークからロスまで自転車で横断した。
23歳の私がその時思ったのは、日本での何気ない日常生活の
大切さ、貴重さだった。走りながら
ふと頭をよぎったのは、「帰ったら日常生活であれしよう、これしよう」という「日常への
想い」だった。
今回、ノマドランドの主人公に感じたのはあくまで「放浪」VS「日常」という
対比だった。ノマドの生活を続けるほど、日常に戻れない、戻りたくないと思う
ものなのか、、、
私のような遊びで自転車旅行した若者と異なり、主人公は
人生=仕事という側面でノマドを強いられている。だからこそ、主人公には
ノマドを強いられても「日常への想い」を持ち続けるような人であってほしかった、
という勝手な願望を抱いてしまいました。
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