「足さず引かず」ノマドランド レイさんの映画レビュー(感想・評価)
足さず引かず
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何だろう すごく期待感が大きかった。 ちょっと肩透かしだった。
でも気分は悪くない。
俳優が演技してることすら忘れる演技と没入感。
俳優2人以外、他全員本当のノマド。
このことがフィクションなのにノンフィクションのような境目を彷徨うような不思議な心象にさせている。
宵闇、曇り、排泄、アマゾン、皿(驚いて前のめりになった)、郵便番号が抹消された町
漂流(遊牧)しつつ、季節労働は現代に一番欠かせない物流・ファストフード・娯楽という対比に、
この時代に何にもしがらみが無く生活できる場所と自問して小学生回答しか思い浮かばず。
例えば自分の家の裏手がどこまでも開けた砂漠で愛着も感じてて、そこを強制的に追いやられて次に住むところを考えてみる。
それは海の近くに生まれた人が海の無い土地に住むのを強いることに似てるのかもしれない。
そう考えると、代わりになるような土地を彷徨うように探すかもしれない。
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