国境の夜想曲のレビュー・感想・評価
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所詮、神頼み
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Notturno(夜想曲)というタイトルが表すように、ジャーナリスティックなドキュメントとは一味違った瞑想的な作品。
息子を亡くした母親たちが、息子が拷問を受けた刑務所の独房を訪れるシーンから始まるが、母親の語りは詩的、セリフの様で演出感が臭います。
精神病院で演劇会を行うシーンは度々登場しますが、ドキュメンタリーで伝えきれないものを織り込むためにジャンフランコ・ロージ監督が企画演出したのでしょう。
紛争の犠牲者たち、とくに子供が語るISISによる村の惨状は酷いものでしたが映像では無く語りなので微妙、悲惨さを訴えるならユニセフの募金CMの方が余程煽情的ですが本作はいたって控えめでした。
気になったのは登場人物の多くが神という言葉を頻繁に口にすること、不条理を受け入れるためとしたら、やはり宗教は権力者によって仕組まれた阿片なのかもしれないと不謹慎ながら胸が痛みました。
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Notturnoって? ノクターンだけに眠くなる。 それが、狙いか...
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Notturnoって?
ノクターンだけに眠くなる。
それが、狙いか?
遠くで銃声は聞こえるが、いたって静か。でも、死は間近。
って事かなぁ。
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