「夜想曲」国境の夜想曲 hyvaayota26さんの映画レビュー(感想・評価)
夜想曲
予告をみてこれは映画館で見なくてはと。
普遍的な悲しみと日々の営みが心に迫った。
もともと関心があったので、これはイラクかなこれはクルドの女性兵士かなとかなんとなくは背景がわかる。あまりそこに意味はなくて、映し出される表情やちょっとした会話、風景が物語るものを見る映画だと思う。
こんな風になにかを表現してみたいな。
監督のコメントを引用。「実際の暴力性は、爆撃が起こっている数キロ先の人々の生活の中にある。戦いの衝撃波は長く、遠くの日常にまで響く。私はその『日常の痛み』の方に近づきたかったから、戦争をこだまのように描いた」
敢えて名前も地名もない人々を映すことで彼ら彼女らと似たような境遇のさまざまな場所の人たちに想いを馳せる。
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