劇場公開日 2020年12月18日

私をくいとめてのレビュー・感想・評価

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4.0嘘じゃない。

2020年12月18日
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AはAnswerのA --- 現代人にささる。最初の方はなんのことだか分からない・見えないことが多すぎるのとクセが強すぎて、置いてきぼりをくらいそうになっていた。けど結果それすらも最初から意図的な掴みだったと感じさせる力強いストーリーテリング。主人公の内世界を表象するように高カロリーなプレゼン方法には好き嫌いこそあれど、ここに嘘偽りはないと思わせてくれる。戸惑うし順応するのに時間がかかるけどそれが自分。現代社会の生きにくさ、とりわけハラスメントなど女性性におけるそれ。
おひとりさま --- なんなんだろう、あの人間じゃない生き物みたいなかわいさ。だから、そんなのんがこんな現代人っぽい拗らせて色々と抱え悩む役という点で、正直違和感を覚えないでもなかった。けどそんなものは見ていく内に掻き消されていく。いや、むしろそれすらも武器・魅力にしちゃうみたい。僕自身がそうだから身につまされるように感情移入してしまったが、一見"陽"でもあれこれと考え込んでしまう一喜一憂を体現する。只者じゃないし表現に愛されている。
『勝手にふるえてろ』の大九監督(×錦矢りさ原作)が手掛けた監督ワールド全開炸裂な精神的姉妹分のような作品で、『この世界の片隅に』に続くのん主演の傑作(を運命づけられた本作)。…というテアトル系列メインだった気がする両作品あったことを思うと納得させられるヒューマントラストシネマ渋谷の登場。なんだこの勢いと異物感、引き込まれてしまう。キャッチーじゃないけどパワフル。のんは天然色、のんをくいとめて……!こんな作品がもっとあっていい、けど恐らく他に続くことはできないだろうな。そんな唯一無二さとリアルすぎてたまに目を背けたくなるような個性。よろしく頼みます。

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とぽとぽ

2.0前作と比べて・・・。

2020年12月18日
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笑える

どうしても同じ大九監督、綿矢りさ原作の「勝手にふるえてろ」と比較してまう。のんは好きな俳優さんだけれど、やはり演技力では松岡茉優には到底かなわない。演出も「勝手にふるえてろ」のような自意識過剰な女子の脳内の妄想が炸裂して、シーンが連なるようなポップさがなかった。方向性なく不発な演出を重ねて何となく終わってしまった感じ。残念。

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shohei1484

4.0のんの演技に引き込まれる

2020年12月18日
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笑える

楽しい

萌える

31歳独身女性みつ子役ののんの頭の中にもう1人の自分Aが居て、何か迷うと相談してるって話。
職場の人間関係、好きな男性、海外旅行、などAに相談(自問自答)してる。
いやぁー、のんの演技に引き込まれたぁ。
可愛くて、奥手で、ちょっと凶暴な役を見事に演じてる。
やっぱ、すごい女優さんだ。
余談ですが、のんの彼氏役の林くんが秋篠宮眞子さまの彼氏に似てた。

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りあの

4.0いいね

2020年12月18日
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のんが、激しくかわいい!
林遣都も良い。

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バル

5.0めちゃくちゃ面白い。

2020年12月18日
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鑑賞方法:映画館

まさに監督の前作の『勝手にふるえてろ』が大好きでそういった作品を期待して観に行きました。素晴らしかったです。作風はかなり前作を踏襲したものですが、焼き直し感は微塵も感じさせません。むしろ美しく磨きがかかり、完成(そういったものがあるかどうかは別として)に近づいている印象を受けました。

観たばかりで何を考えてもまとまりませんが、とても物語の要素が多いにも関わらず、大きく脱線せずまとまっていると思います。
印象的なシーンを列挙すると、過去の男性不審のエピソードが初めて示唆された温泉のシーンです。あの感情的な演技があまりに美しくまたこちらに突きつけられ、まさにあの場にいるかの様な感情を抱きました。浴衣姿で駐車場で泣くシーンも凄くリアルでした。
あの「A」の声に納得しつつ彼女の深い感情が徐々に不自然なく自らの口で語られていきます。最後のホテルの廊下のシーンは本当に凄かったです。
前作に引き続き、生活のリアルさが作品全体に圧倒的な現実感を与えていました。

ただただのんさんの演技に圧倒されました。衣装なども異常に可愛くて、悶えるようです。

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Rewind That

3.0#111 一人海外旅行はハードル低い

2020年12月18日
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究極のおひとり様みたいに言ってたけど、ひとり海外旅行はひとり焼肉やひとり国内旅行よりかなりハードルが低いっす。
私1人で飲み屋に入れないけど1人で海外には20回以上行ったことあるもん。

イヤ、そんなことより、痛い三十路の妄想女を演じるには、のんちゃんが可愛すぎて無理があった。
全く悲壮感感じなかったもん。

架空OL日記を彷彿させる臼田様の演技が光ってました。

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chicarica

5.0なかなかよかった^_^

2020年12月18日
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全編クスクス笑えました。こんな作品は初めてかなと思います。

7年ぶりの共演も、Aの渋さも感じ良かったです。

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どかん

5.0面白いのような間違いない

2020年12月18日
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 星が多めなのは、私が女だから……。綺麗事だけじゃなく、臆病さ、妬み、ウジウジした感情が分かり過ぎて痛い。

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さかな

3.0私をくいとめて、A!

2020年12月18日
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中村倫也さん、良かったな😃
吉住さんも👧
臼田あさ美さんも🗼

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たつじ

4.0大九明子のタクトでのんの感情が爆発する!

2020年12月12日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

原作 綿矢りさ× 監督 大九明子、そして主演がのん、絶対おもしろいだろうな、という期待はあった。特報映像もそれを後押しするものだった。そして東京国際映画祭へ。
終わった直後は、いったいこの感情が何かもわからない。確かにラブもコメもある、充分すぎるほどある、でもスクリーンから迫ってくるあらゆるのんの感情表現、、、圧倒された!
また脇を固める出演者もとても良い。恋のお相手 林遣都はちょっとどんくさいような、人の良さがフワリとにじみ出てくる青年で、のんの迫力を中和してくれ彼がでてくると和む。
話題になった親友役 橋本愛とのシーン。セリフの数は少なくても画の空気から伝わってくる繊細なシーンで、見終わってからもフト思い出してしまう。
そして脳内相談役A(演者は今のとこ秘密らしい)、のん演じるみつ子の相方で常におちついたボイスがこの映画の司令塔のような存在。みつ子の暴れる感情を常にテンポ良くガードして心地よい

とにかく東京国際映画祭 観客賞にふさわしい作品だった。一回観ただけでは消化できない感情をかかえて、公開日を今日も待っている。

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魔呼斗

4.0綿矢りさと大九明子の親和性

2020年11月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

TIFF2020観客賞受賞
前に取った時も綿矢りさ原作で大九明子監督、そして今回も─。
「勝手にふるえてろ」もTIFFで観賞して、すごく笑ったし感動したので、パッケージまで買ってしまった。だからあの作品はよく知っている。なので、この作品は「勝手に~」の正当なパート2に見えましたが、単にすごく似ているだけで、内容とか出演陣とか、この上なく素晴らしかったです。
みんな、のんとか橋本愛とか見たかったんだろうしそこに感激したんだろうなとすごく思ったけれども正直、でもそれをさっ引いても、非常に面白くて感動的で皆さん素晴らしいパフォーマンスでした。
最高賞とか金賞とか縁がない…というか似合わないし観客賞ピッタリ!興行的にも、たぶん・・・
これからも楽しい作品お願いします。

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SH

3.0楽しいけど、実は抱えてるんです。闇。

2020年11月9日
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原作未読、TIFF2020で鑑賞。
お話としては面白いし、会話部分はセリフも間も楽しい、コント見てる感じで
ゲラゲラ笑っちゃいました。
ギャンブル芸人の岡野さん、よかった。

この作品、ただの恋愛映画ではないし、
そう捉えられないようにしていただきたいです。
逃れたい過去を抱えながらもがく、一人の女性のお話です。ダークサイドに落ちたときのAとのやりとりは、グッときちゃいました。

で、のんさんはいいわ!やっぱ。
Aとのやりとりで感情上下が良い。
感情爆発させるときは圧巻です。
いまさら昔の作品を持ち出すのは良くない
んだろうけど、あまちゃんの
「ダサくてもやれよ!」と
ゆいちゃんにタンカ切るあの場面思い出しました。
あのビー玉みたいな瞳に涙が溜まっていく
様は国宝級ですよ。説得力が。

あぁ、もっともっとたくさん作品に出演して場数踏んで欲しいな。
たくさん経験して大人の女性になってほしい。

一つあるんですが、のんさん、30過ぎに見えないのが、チト厳しかった。
年齢、30過ぎにこだわらなくてもよかったんじゃ?

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バリカタ

4.0分かりすぎる

2020年11月8日
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わかるわー
若き葛藤。
独り身のラクさ。
他人と関わる煩わしさ。

過去に痛い目にあった出来事が自らの中に闇を作り、臆病になっていくこともわかる。

脳内の相談相手「A」との会話も軽妙。
独り芝居を求められた、のんの演技はすごかった。
快作にして怪作。
おすすめします。

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コージィ日本犬

3.5職人気質なのんと起伏の激しさの先にある未来、火傷注意のおひとりさまロマンス

2020年11月6日
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笑える

怖い

のんは確かに「職人」。『勝手にふるえてろ』から3年経ち、再び同じ綿矢りさ原作を手掛けたが、やはり、文学的で複雑に展開する感じに飲まれてしまう。
この作品の主役はもちろん光子だが、主観で客観を語る。それは、Aが存在するから。大きな肝だが、観ていてうるさくは感じない。むしろ、軽快なやりとりに心地よさを覚える。しかし、光子がおひとりさまを好むきっかけに触れる闇に突入すると、作品の温度はガラッと変わる。コメディのような掛け合いがまるでなくなり、大九監督の作品にある、恐怖を突きつけられる。多田さんの存在すらもネガにしてしまい、救いがなくなるような息苦しさ。外側から映し出すことで、社会に潜むフェミニズムの悪と、心の闇を浮かばせる。その先にある「小さな幸せ」をユーモラスに描くので、救いは感じる。ただ、複雑で文学的。少々怖い。それでも、人と接することは努力が必要なことを突きつけられる。わかりみが深いが、傷をえぐるような猟奇ぶりの一面も伺える。
キャラが一段と立っているので、濃密な人間ドラマとコメディ気質なやり取りが軽快。おひとりさまこそ、火傷に注意。

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たいよーさん。