「彼女は自分の行動で迷ったときはAIに話しかける。 AIの声は中村倫也。 AIはいつでもみつ子の味方で、 みつ子を傷つけることも孤立させることもしない。 正しい答えを常に選択してくれる。」私をくいとめて ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
彼女は自分の行動で迷ったときはAIに話しかける。 AIの声は中村倫也。 AIはいつでもみつ子の味方で、 みつ子を傷つけることも孤立させることもしない。 正しい答えを常に選択してくれる。
動画配信で映画「私をくいとめて」を見た。
2020年製作/133分/G/日本
配給:日活
劇場公開日:2020年12月18日
のん(みつ子)27才
林遣都(多田くん)30才
臼田あさ美36才
若林拓也
片桐はいり
前野朋哉
山田真歩
橋本愛(皐月)
中村倫也(AI)
芥川賞作家・綿矢りさ原作の映画と言えば、
もう5作品が撮られている。
インストール(2004)
勝手にふるえてろ(2017)
夢を与える(2020)
私をくいとめて(2020)
ひらいて(2021)
みつ子(のん)は30才を過ぎて、おひとりさま。
ひとり暮らしを満喫しているように見える。
彼女は自分の行動で迷ったときはAIに話しかける。
AIの声は中村倫也。
AIはいつでもみつ子の味方で、
みつ子を傷つけることも孤立させることもしない。
正しい答えを常に選択してくれる。
みつ子はこの先も心地よいおひとりさま生活が続くのだと思っていた。
会社には気の合う先輩(臼田あさ美)がいるし、
尊敬する女性社員(片桐はいり)もいる。
みつ子は会社に出入りする業者である多田くん(林遣都)が気になっている。
多田君はみつ子よりも2才年下である。
多田君がみつ子に気があるのは明らかだし、
みつ子も多田君が好きなことは否定できない。
ある日、多田君がみつ子の近所に住んでいることが判る。
近所で何度も出会ううちに、
ついに多田君がみつ子宅で一緒に食事することになる。
このシーンは個人的に親近感を持った。
妻が一人暮らしでオレが年下で
妻の自宅に食事に誘われるというのが同じだったからだ。
みつ子は多田君とつきあうことになるが、
デート先でホテルに2人で泊まった時に
予想外のことが起きる。
みつ子はそこから逃げ出したくて、
泣き叫ぶ。
AIは正しい答えを出して、
この窮地からみつ子を救うことができるのか?
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。