「共感か?あるあるか?」私をくいとめて Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
共感か?あるあるか?
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予告で気になって観賞
主演ののんはやはりこの世界の片隅にの
素朴で淡々としつつ強い思いを秘めた女性すずの
インパクトが強烈でずっこびりついている感じです
今作の感想としては
・とかくのんの怪演に圧倒
・アラサー女子主人公ながらどこか誰にも刺さる感じ
・こういう人いるよね
・こういう人はいる…かな…
・中盤までがややしんどいも
・後半は仕掛けが色々効いてくる感じ
など不思議な作品でした
都内でOLをしているアラサー女子の黒田みつ子は
自分でプチお局さまと言うくらいの「お一人さま」
ながらそれを満喫していたがそれは何故かというと
自分の中に「A」というもうひとりの自分がいて
みつ子を絶対否定せず悩んでいるときも
イケメンボイスで励ましてくれたからなのでした
Aは(みつ子)自身なので事前の予定にうるさかったり
しますがみつ子を絶対に否定しません
ですが結局自分なので結構無責任な事を言ったり
都合が悪くなると出て来なくなったりします
このへんで主人公の心理変化をうまく
表現しているのですがじゃあ客観的にはどう見えるのか
というと独りごとを言っているようにしか見えないので
周囲の人には当然奇妙に思われがち
ですがこの話は周囲の登場人物も全体的に
ヘンな人が多いので気になりません
そのせいで埋もれちゃってる気もします
結局会社でどういうポジションなのかもよくわかりません
(まあまさに「よくわからないポジション」なんだろうけど)
話の展開をギャグ的に振ってしまうので
共感よりはあるあるネタに見えてきて軽くなってます
のんの迫真の演技は目立ちます
演じているのか本音なのかわからんくらいの剣幕を
見せつけてくるシーンもあります
そういう見方でも十分なくらいの映画でした
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