TOKYOドラゴン飯店のレビュー・感想・評価

原作・脚本・製作・監督と西村喜廣の独演会のような奇妙奇天烈ラーメン屋騒動記。
荒っぽいヤクザの下劣なやりとりから、いきなり始まるミュージカル、ダークサイドコメディなのかストーリー、演出全てが意味不明。
主演の本宮泰風ですら西村を理解不能な変人と言っていますから常軌を逸することを信条とした確信犯なのでしょう。
要は作家性の強い映画ですから良い悪いより好むかどうかでしょう、私にはチンプンカンプン、作り手だけが愉しんでいる道楽映画づくり、西村ワールドには着いていけませんでした。

ヤクザをやめてラーメン屋へ転身。うまいラーメン、ライバル、味への葛藤、共に戦う、程々の笑いとアクション、ハッピーエンド、次回予告。 ストーリーにアリな部分とナシすぎてそのままスルーな部分が混同している。 なんかもっと上手くやればもっと面白くなるんじゃない？ って思っちゃうくらい途中途中でシラケてしまう場面が…。 ラーメンの話だけでも充分面白いんだけどなぁ。過去の精算にしては相手が意味不明すぎったんだよなぁ。。。品川さん頑張ってください。 面白かったです。

このキャストでここまでふざけた映画を作るとは驚き。マジで茶番。 小沢兄弟はともかく、本宮泰風はコメディのイメージないからちょっと新鮮でした。 ストーリーはまぁいいんだけど、モブキャラの演技の粗さがちょっと気になりました。 なんかぎこちないってか、恥じらいを感じる。演技未経験者が多かったのかな？ ボスのギズモやその取り巻きも非常に演技が微妙。もっと演技上手い人いたろうに。 演技もそうだがアクションも酷くて小沢&本宮とのタッグバトルとかマジであくび出るわ。 雑なダンスで尺を稼ぐんじゃなくて、コメディ要素かラーメンに力を入れて欲しかったかな。 正直この手のコメディは苦手だからキツかった。続編は多分見ない。