シュシュシュの娘(こ)のレビュー・感想・評価
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【痛快!勧善懲悪、忍者女子ストーリー】
最近の名古屋入管のウィシュマさんの衰弱死事件や、その後の入管の対応を見るにつけ、この作品のために用意された荒唐無稽のはずの「移民排除条例」も笑えなくなるけれども、ストーリーは、ネトウヨが発狂しそうな、公文書改竄とか、担当者の自死、桜の会なんかのトピックが散りばめられた、勧善懲悪、忍者女子成長物語だ。
舞台挨拶で回し蹴りの実演をリクエストされた時の、福田沙紀さんの準備運動にグッときた。
入江さんと井浦新さんのTwitterでのやり取りがきっかけで、全国のミニシアターを応援しようと、でも、低コストで撮られた作品とのこと。
確かに、チープ感満載だけど、映画愛に溢れています。
たまにSNSを見ていると、”自分は右でも左でもない中立な立場だけど…”と言ってる奴が、往々にして、人種主義的な主張をしていて、そんな隠れネトウヨ忍者男を粉砕するところが一番痛快だった。
僕的には、「パンケーキ」は実はイマイチだったけど、これは、笑えて楽しい。
高い志に中身が伴わず
軽やかなとんでもない社会派アクション?
竹輪好きはDNA?
埼玉県のとある市を舞台に、移民排除条例の制定に纏わる公文書改竄の証拠を巡り巻きこまれる市役所職員の話。
条例に断固として反対をし続ける寝たきりの祖父が目を掛けており、10年前に失踪した父親の友人でもあった市役所職員が、改竄に荷担してしまったことを悔やみ自殺し巻き起こっていくストーリー……というとサスペンスフルだけど、タイトルから想像出来るものを題材にしたおふざけ映画ですw
もしかしたらそれも狙いかもしれないけれど、どこからツッコめば良いのかわからない程粗い、というか雑なストーリーだったり、登場人物達の言動だったり、シリアスな話じゃないから良いけれど、録画、録音してれば即終了だろというねw
何書いてもネタバレになりそうだから避けますが。
ただ、せっかくドタバタ感があるのに妙にストーリーに振ってしまっていてドタバタ感が中途半端だったり、せっかくの設定も活きていなかったり、笑いどころもそこそこ有るけれどもっと笑いに振りきっても良かったのではと感じた。
事務所をやめた福田沙紀が積極的にこの作品のオーディションを受けたらしいからこれから期待ですね。
余談だけど、今の時代スマホやネットや町中のカメラのおかげで、リアル且つ合理的にサスペンスをつくるのはホント大変ですよね。
ゆるいキルビル
映画愛に溢れてます。
舞台挨拶付き先行上映にて鑑賞です。
今まで参加した舞台挨拶中で一番充実してたかも?製作、出演、映画館、観客皆の映画への愛情が満ち溢れてるものでした。コロナ禍で大きな逆風吹くエンタメ業界をなんとかしたいと考え動いた入江監督はじめ。監督のもとに集まった方々の気持ちの表れなのかな?って思いました。
でもって本作です。
自主制作映画ですよ。いやいやもうそれだけですごい。入江監督の映画業界愛、ハンパないですよ。そして有言実行も!好きな事やってるんだろーなー、って感じがバンバン伝わりますよ。
ストーリーは今の鬱屈した、モヤモヤした日本にメスを入れてるような、、、いや(笑)社会派じゃないんです、エンタメです、脱力系です。いい感じです。あ、でも斬ってますよ、やんわりとホンワカとポワポワと。緩急おりまぜ笑い多めの一作です。
残念ながら予算は沢山使えない作品ですから、豪華さはないです。地味ですよ、はい。けど、面白く仕上がってますよ。
多少ジリジリする展開はありますが、自主制作だからもっと山本政志監督みたいにぶっ飛んで欲しかった、などありますがそれは置いときまして、こんな時期ではありますがどうか皆さん、ミニシアターに行って鑑賞しましょう!損はない一作です。
久しぶりに福田さんの演技を見ましたが、やはり良い女優さんです。今後たくさんの作品に出演してほしいです。
舞台挨拶の時、全国のミニシアターとzoomで繋いだのですが、あー、沢山の全国のかたがかたと時間を共有できるって素敵だなーって痛感しました。やっぱり映画はいいよ。すごい。愛溢れる作品へエール込みの評点です。
面白かったです。
森友問題などのパロディか
埼玉県深谷市で市役所勤めで25歳の鴉丸未宇(福田沙紀)は、毎朝のダンスが日課で、祖父・吾郎(宇野祥平)の介護をしていた。目立たない地味な事と、吾郎が市が作ろうとしてる条例に反対している事も有り、職場で孤立していた。彼女が信頼してるのは、同じ役所の先輩・間野幸次(井浦新)だけだった。そんな間野が、理不尽な文書改ざんを命じられ、死をもって償うと市役所の屋上から飛び降り自殺をした。祖父の吾郎から「間野の仇をとるため、改ざん指示の動画データを入手しろ」と言われた未宇は、間野の仇を討つために動き出すという話。
全国24館のミニシアターと中継で繋がってるトークショー付き先行上映会で観賞。
シュシュシュって、○者なんだね。(ここ、言わない約束らしい)
森友の文書改ざんと外国人労働者の問題をパロディにしたような作品で面白かった。
データ奪うために家をぐちゃぐちゃにして吾郎さんに暴力振るっても警察は動かないの?とか、ツッコミどころが何点か有るが、パロディだろうから良しとしよう。
福田沙紀がオスカーやめて初めてオーディション受けて主演を勝ち取った作品との事。大きな事務所からの独立で大変だろうけど、応援したいと思った。
ラストは必殺仕事人の様で痛快だった。
シュシュシュの娘はどこにでもいる!
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