ようこそ映画音響の世界へのレビュー・感想・評価
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終始ワックワク
より贅沢なナショジオみたいな造りでとても観やすい分かりやすい。
興味のある人にしか全く面白くは無い。
元々興味のある人には今まで自力で知り得てきたことをまとめた感じで多分新たな発見は少ないのかも(知人談)。
映画の歴史、発展を年次で観られつつ音響スタッフや映画監督のインタビューに私のような映画好きライト層としては終始「へぇー!」ってなりました。
地獄の黙示録を見返したくなりました。
「必見」を通り越して「必修科目」
うっげぇ、すんげぇ、感動する、興奮する、勉強になる、映画の見方が変わるぅ。と言うより、楽しみ方が増える、確実に。映画の歴史、知らなかった改革者、などなど。感動しながら勉強させて頂きました!
本当に意外だったのは、バーブラ・ストライザンド。歌が上手いだけじゃなかったんですね!自分の歌唱シーンをステレオ・オーディオにしたいがために100万ドル?ドルビーにぼったくられてる気もしないでは無いけどw
また、富田勲さんの「惑星」が「地獄の黙示録」の音響のベンチマークになってたなんて、初めて知りました。富田勲さんもヲタの限りを尽くした方ですもんね。木星の会話音声、ロケット側からの「声」は、宇宙との通信感を出すために、富士山から飛ばした音声をラジオで受信したって聞きました。この凝り方が堪らないです。
F-14のエンジン音には、猛獣の鳴き声が被せてあるとか、Porsche Cayman あたりのサウンド・エンハンサーと同じですやん!ヲタの考える事は皆んな一緒か! その前に、音源はF-15w
面白かった!楽しかった!とっても!
音響チームに大きな拍手を。
映画の【音】がどのように作られているのかとてもわかりやすく説明されていて非常に興味深く鑑賞。
映画の世界に入りこんで観ていると全ての音はナチュラルにその場で映像と共に録音されているように錯覚してしまうけど、実在しないモノの音を使ったり、より迫力ある音にするために合成したり、技師たちの仕事と苦労がとてもよくわかりこれから違う目で映画を観れそう。
世界中から音を採取したり細かい編集を重ねたり本当に大変なお仕事!
実例として新旧たくさんの映画が出てくるのでイントロ当てクイズのように脳内でこっそり映画タイトルを答えるゲームもできて(?)楽しめた。
今の時代に映画館で映画を見ることの意義
映画の音響に焦点を当てて、音響技術の歴史、映画音響の種類を実際に観客に体感させながら解説するドキュメンタリー。
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確かにこれは映画館で見ないと意味がない。この映画自体映画館の音響設備で見てる前提で音を体感させられるから、家で見ても全く意味がない。ということは、そもそも映画自体家で見ても意味がないってことになるんですけどね。
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音響の歴史と共に、誰でも見た事聞いたことは必ずある作品が紹介されていくので、次々に名作の名場面が登場して映画ファンとしてはめちゃくちゃ興奮した。特に若い世代は映画館で見たことない映画ばっかりなのでとっても良かったと思う。作品出てくるたびに、うわぁゴッドファーザーだ!!ジュラシックパークだ!!とかのオンパレード。
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そして最後に紹介される作品が、Netflixオリジナルの『ROMA』だということに強烈な皮肉を感じた。そういう映画に出資しない映画業界と配信でしか映画を見ない今の人達に向けた強烈な批判だと私は受け取った(笑).
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映画音響の概論的な映画だった。
概念は知ってたけど歴史的な部分は名前は知っていても実物を観ていなかったので要点をまとめて見せてくれて勉強になった。
ただ内容が少し前の映画音響再生技術で止まってるのは観客を置いてきぼりにしない為なのかな…
ATOMOS等の最新式も対応した施設じゃないと表現できないからそこで止めたのかも。
シングラビアとかの固有名詞やフォーリーが説明なく使われているけど一般の人がその場で理解できるかは疑問が残る。
マニア歓喜!
皆さま、あの狂ったような夏も終わり、秋の気配が濃くなって参りました。どうかご自愛下さいませ。
映画の興行も厳しいです。まさかの「ムーラン」が劇場公開中止。配信のみだって!いや待っていたんだよ。家で見て楽しいですか?
あれがあなたの好きな場所。
そうなんだよ。映画館が好きなの❗️家では原則見ないんだよ❗️しかもお値段もお高い❗️
ねえ、ムーラン 映画やって🎬
はい。枕終了。ふざけてごめんなさい🙏
なるほどね。音響は確かに縁の下の力持ち。映画の感想って、まずシナリオ次に俳優、そして映像の順でしょうか。あの音響効果が凄いって言う人はいません。しかし・・・
人間は胎児の時には音のみ。この映画のオープニングです。母の鼓動、血流、そんな音のみの世界です。あと「こんにちは赤ちゃん」
今時、歌わねえわ‼️
つまり人間は五感で初めに認識するのは聴覚である。納得します。
話は少し変わる、群馬の温泉に泊まると遠くに川のせせらぎが聞こえる。すると気持ちが落ち着き心地良く眠れる。なぜか?
私の好きな説はこうである。せせらぎの音は胎児の時に聞いた母の血流の音である。暖かく懐かしい。
こんな説である。えっ?聞いた事がない?
すいません。私の説でした。
映画が好きな方ならこの映画は楽しめます。あの映画やこの映画、沢山出てきます。コッポラ、ルーカス、スピルバーグ。観てきたよ!感謝しています。コッポラの娘さんのソフィアさん。
「ロスト イン トラストレーション」をフューチャーしてくれたのも嬉しい。変な映画だけど好き。
ノーラン監督。ハンス・ジマー御大。今の人だよ❗️でも先人と繋がっているんだね。
ヒッチコック監督。「鳥」を使っていたけど「サイコ」のあのシーン❗️ギャンギャン・・・
最高です。
さらにピクサーまで取り上げてくれてありがとうございます。
音響はデジタルだけじゃなくてアナログも健在です。繋がっています。まさかの・・・
ビートルズ、「レボリューション No9」えーー私の中では最悪の曲。多分誰も知らないでしょう。あの有名な曲じゃないですからね。
まあ盛りだくさんの内容です。マニア歓喜。ファン納得。新参者ポカーン。そんな感じでございます。
読んで頂き有難うございました。
プロフェッショナル達の映画愛
映画創成期から現代までの音響が担ってきた役割や技術についてを映画監督や音響を担当する人々へのインタビューを中心に解説していくドキュメンタリー。
技術とは現場の執念により現場の人の手から産み出され、更新されてきたものなのだということ、映画という芸術・文化を高めるために歩を進めてきたという事実が尊い。
その結晶たるエンドロール直前のカットに思わず涙出た。めちゃ熱い。
チューバッカ裏話
名画とその関係者の解説が交互に登場し
関係者の時に不覚にも何度も寝てしまいました。
眠くない日に観れば良かったと反省。
一番びっくりで心に残ったのは、
スターウオーズのチューバッカの声が熊の声だったこと。
それも、パンを欲しがる声、
パンを手に入れてうれしい声だったとは。。。
これから先、チューバッカの声を聞くたび
パンをもらってご満悦の熊を想像して楽しめそうです。
感動的な音の世界
NHKとかでやりそうな番組風だけどどうしても映画館で観なくてはいけないのは、音の発達を5.1チャンネルをつかっていろいろ表現しているから。
常々音が大事だと思っているのでうなずきながら没頭してしまった。
なんやかんやでやっぱりコッポラ世代の技術革新のところが感動的。で、映画会社はいつでもやめたらいいのにという人ばかりで笑える。
情熱という「波」が心揺さぶる
いやまさか、こんなに胸熱になるとは。CG全盛期、映像の変遷を辿るドキュメンタリーはあまたあれど、音に絞った作品は貴重。
無声映画からトーキーへ、という教科書的な時系列を守りつつも、まったく飽きさせない。
ヒッチコック、オーソン・ウェルズなど先人たちの実験的な試み、「スター誕生」の製作総指揮も務めたバーブラ・ストライサンドが、一時は自腹を切ってこだわったおかげで「ステレオ」環境が映画館で当たり前になったこと、ビートルズなどのロック・ムーブメントがルーカス、コッポラ、スピルバーグなど新進気鋭の映画監督達にもたらした影響、そして名だたる監督たちが新しい音楽と映像の融合世界を牽引していく様子と、それを支える仕事人たちとの出会い。
原題の「making waves」というように、一つの波がさざ波となって歴史を流れていく一大叙事詩を見ているよう。
驚いたのは、ハリウッドが60年代くらいまで「音」に注意を払ってこなかったこと。
スタジオごとに銃声・ひづめ・車の音など「音」のストックがあり、それを他の作品でも繰り返し使っていたという。
確かに言われてみれば、昔の西部劇なんてみんな同じ音だった。近くで撃っても遠くで撃っても「ズキューン」だったし、馬はみんな「ヒヒン!」と同じいななきだった。ちょっと目を離しても何が起きたのかが音でわかった。テーマ曲以外は没個性だったのも頷ける。今よりマイクの性能などもよくなかったから、生音を録音する手間を考えると至極もっとも。
また、なぜ効果音をフォーリーと呼ぶのかも知れた。先駆者の名前だったのね。
SWファンなら既知のことだが、そのあまりの作風の違いからか、若かりしコッポラとルーカスが共同で制作会社を立ち上げたことを知る人は存外知られていない(私の周りでは)。現代映画への転換期としてこの二人と、一緒に会社を立ち上げたメンバーであるウォルター・マーチの物語に中盤は時間を割いている。特にウォルターはその後、「音響デザイナー」という職の礎を作った人物。
音の重要性を理解しない上層部にへこたれなかった彼らの不屈の情熱があったからこそ、今傑作と言われる作品の世界へ没入できることに、一ファンとして幸せを感じる。
次々に名だたる監督が登場し、音響スタッフへの謝意と映画へのこだわりを語っていく。
現在の映画製作では18トラック使うのが当たり前だそう。多様化し分業化された「音」のプロたちの仕事が織り合わさり、タペストリーのように構築されていく様子に舌を巻く。
スター・ウォーズ好きとしてもたまらない。
チューバッカの声は動物園の「プー」という熊の鳴き声だったことや、ルーカスから音の収集を撮影と同時進行で頼まれた音響スタッフのベン・バートたちのエピソードなど。彼らはその名の通り「ロードマップ」を作り、一年かけてあらゆる音の収録をして大陸を回ったと言う。
それまでSF映画の宇宙船はシンセサイザーでチープな音を出していたのを、実生活で聞くことのあるリアルな迫力のある音にこだわったルーカス。上層部が「売れないだろう」と評したスター・ウォーズは、音からもSFを変える。
そして音により輝きを増した数々の名作のラッシュに続き、締めくくりは飛び立つミレニアム・ファルコン。
胸が熱くならずになんとしよう。
説明される様々な音響の違いを耳で感じるためには、映画館で見るべき映画だと思った。
音響の世界
すごく面白かった。これから映画の見方が変わるかもしれない。今まで映画を見に行く時、監督が誰なのか、脚本が誰なのか、俳優が誰なのかが指針になっていたが、音響が誰なのかも一つの指針になるかもしれない。
映画を聴こう
家で映画を観ることのつまらなさは、絶対に音だ。
観ているものは想像力でかなり補えるが、音は難しい。噺家さんでも声を変え、音をつけている。ラジオドラマがあれだけ面白いのも音響のおかげ。
自然の音、武器の音、殴り合いの音、今度からしっかり耳を澄ませて、映画を聴こう。
なんて濃い時間…
もうそろそろ終わっちゃうんじゃないかな…?
と思ってから全然長かった!!笑
内容量が盛り沢山で、ずっと興味が尽きなかった。
映画の音がこんなに作り込まれているとは。
膨大な手間を掛けているからこそ、違和感無さ過ぎて今まで考えてもみなかった。
これからは映画を「観る」だけではなく「聴く」という意識に変わりそうだ。
ただひとつ、少しまとまりが無かったのが残念。
話がどんどん変わっていくので頭がついていくのに集中力が必要だった。
でも最後のセリフ、「幸せになるために仕事をする」は染みた。涙が溢れてきた。
あの映画のあのシーン
映画には音楽が欠かせないのはわかっていましたが、「映画体験の半分は音」という言葉の通り、音響効果の大切さ、素晴らしさを痛感させられました。明日から映画の見方、聴き方が変わります。
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