十二単衣を着た悪魔のレビュー・感想・評価
全98件中、41~60件目を表示
長く愛される作品になりそう
上映館数は決して多くないし、超大作でもない。人気の俳優を多数取り揃えました!!という作品でも無い。だけど、ジワジワくる。背中をおされるような台詞が押し付けがましくなく登場し、心に残る。
挿入歌として流れる伊藤健太郎さんの歌が萌えポイント。思いの外、柔らかな歌声だった。
ちなみに映画館には何度か訪れたが、客層が老若男女と幅広い。クスッと笑う声や感動に鼻をすする音がどの回でも聞かれて、この映画、長く愛される作品になりそうだと感じた。
笑ったりキュンとしたり泣ける映画
女性監督らしく色彩が綺麗。
俳優陣の演技力が素晴らしい。
個人的には主人公がチェリーを口ずさむシーンが素敵で1番好きです。最高に癒されます。三吉さんが息子を誇らしく見つめるシーンも印象的でした。そして撮影当時まだ21歳?の伊藤健太郎さんの演技力の高さを再認識致しました。素晴らしい役者さんです。
十二単衣を着た悪魔
黒木監督作品は初めてでした。
雷の優しさ、可愛さ、柔らかさ、成長した頼もしさ。
伊藤健太郎さんの全てが感じられました。
三吉彩花さんの妖艶さ、伊藤沙莉さんの儚さも素晴らしいです。
十二単衣やセットの美しさも含めてたくさんの人に観てもらいたい作品です。
源氏物語の中に…
今話題の俳優、伊藤健太郎主演の映画!
映画館でのCMを見て、観賞しました。
はじめにタイトルを見た時……アンハサウェイが出てきたのは私だけだろうか(笑)
物語は、就職や家庭での居場所もないと思っている
主人公が、源氏物語のイベント設営の日雇いバイト始める所から始まります。
源氏物語の世界観そのままの柱や廊下などの生活様式、
概要説明をする電子パネルや、その時代の疫病など。
現代の鎮痛剤なら治せるのもあったようで、
製薬会社のCMもあった、まさにイベント設営そのままに。
途中カミナリに打たれて、平安時代にワープしたり、
東宮様や帝の正室やお付きの従者にあったり、
倫子を迎えて結婚生活を共にしたのは、
源氏物語絵巻そのものに入っていったんだなぁ
源氏物語
女優さんの監督作品ということで観に行きました。
別の話題で注視されていましたが、これに関しては上映になって良かった位の感想です。
源氏物語は高校、大学で少しかじった程度なので詳しくはないのですが令和の世において主人公の光源氏すら皆さま、ご存知ですかと問いたいと思っております。さらにヒールの弘徽殿女御って、漢字テスト以外の需要があるのかという感じです。
因みに大学でと申し上げたので察しの良い方はご理解の通り国文科の人間から啓発情報ですが「あさきゆめみし」という漫画があります。源氏物語に興味が出た方はどうぞ。
感想ですが映画がわかっている人が撮っただけあって見た後、嫌な気持ちにはなりません。
一方、ヒールの背景の描き方が足りなく「死ね」発言以外は、むしろ可哀想なキャラに誤解されそうです別嬪さんだし。情報量がある話を映画で描くと指輪物語みたいにするか、この作品のようになってしまいがちですよね。
伊藤さんと桐壺帝には作品のように初心に返ってやり直していただければと老婆心ながら申し上げ感想にかえさせていただきます。
源氏物語を知ってる前提
源氏物語を伝えるというより、知ってる人への違う見方だから知らないとつまらないかも。
作りは粗も目立ち、監督が本職じゃない感はあったけど、ストーリーや流れは良かった。一度では?が多く理解できず、源氏物語を思い返して2回目を見たら面白かった。最後はちょっと古くさいありきたりな終わりかもだけど、個人的には好き。女性、特に母親が共感できるかも。
そして俳優さんたちが逸材。ベテランの方の安定感はもちろん、若手の伊藤健太郎くん、三吉彩花ちゃん、伊藤沙莉ちゃんがとても良かった。伊藤健太郎くん現代の情けない雷も愛らしく演じ、平安の青年になってく姿が見事。三吉彩花ちゃんも凛とした美しさを見事表現されてて、伊藤沙莉ちゃんのかわいらしいこと。その3人だけでも観る価値あり。
伊藤健太郎くん本当にもったいないと思った。頑張ってご本人も成長してほしいです。
自分に自身のない人に見てほしい
伊藤健太郎のことはニュースとネットで知った程度、番宣に惹かれて見ることに。
この映画、人生後ろ向きに生きて来た人に見てもらいたい。タイトル以上に人生に影響受けるかと思います。なんせ名言が多い、、テネットみたいに理解がおっつかなくてもう1回見るのではなく、名言を聞きたくてもう一度見たいと思った。
自分が如何に小さい人間だったのかと感じるし、本当に前向きになれる映画でした。
伊藤健太郎、芸能界ではあんまり評判よくないみたいやけど、演技上手いよね。演技というより、緊張せず演じれるから普段の自分を出してるって感じ。俳優としての力はあると思います。
伊藤沙莉の平安メイクがブサくてびっくりしたけど、終盤の現代の沙莉ちゃんを見て安心した。特徴あるけとかわいいですよね。
まあストーリーがありきたりなんで若干★★★★★には満ちませんが、見て間違いない映画です
純愛映画、と思った
源氏物語の舞台設定も楽しめるけど、この話の1番の魅せどころは、雷と倫子のパラレルワールド的な純愛と感じた。
倫子との出会い•つきあいの深まりに思いを入れて観ると雷の成長ぶりがわかる。
現世の彼女とは全く違うタイプの倫子。ルックスで選ばないのが正解だったんだね。最初の登場シーンはおばちゃんかと思ったよ。
でも再会シーンはとっても可愛かったね!
きっとこの2人は、かたーく結ばれているんだと思う。
浮わついた光源氏なんか惨めに見える位にね!これからお幸せに!
笑いあり、涙あり、感動あり…大好きな映画
毎日目標もなく流されるように生きている主人公の雷が源氏物語の絵巻物にトリップすることで弘徽殿女御や倫子…様々な人々に出会うことで、成長し最初と最後の雷の顔は全く違うものになっていた。雷の情けない表情、現代っ子の可愛い表情、倫子を思う優しい表情、いろんな経験をし少しずつ変わってく表情…細やかな心情を演じた伊藤健太郎さんの演技は素晴らしかったです。最後には完全に感情移入していて泣けました。三吉彩花さんの弘徽殿女御も凄かった。強い女のいろんな覚悟、生きざまを見ることが出来ました。息子を思う母の優しい顔、帝にキレる凄みのある顔…ハキハキした物言い。沢山の名言…かっこ良かったです。
個人的に一番好きなシーンは雷と倫子の夫婦愛…とても仲良く見ていて羨ましかった。伊藤沙莉さんと伊藤健太郎さんの優しい空気間大好きです。
物語の合間で兼近さんや笹野さんLiLiCoさんなどのやりとりも楽しかったです。
笑いあり、涙あり、感動あり…大好きな映画になりました。
衣装が美しい。そしてセットがちょっとチープかと思ったがパンフレット...
衣装が美しい。そしてセットがちょっとチープかと思ったがパンフレットにて源氏物語絵巻の世界観とのことで納得できた。
原作が長く、どう映画の中に表現するかと思っていたが、多少急足な部分はあるが、よくまとめたと思う。
主人公・雷がダメダメ男子から多くの人に出逢い、様々な経験をし成長するが、伊藤健太郎の繊細な演技が見事。目やちょっとした仕草で心情を表現できる。現代に戻ってからの号泣シーンではこちらももらい泣きしてしまった。
平安色彩美を愛でながらの成長物語
黒木監督がこだわったという平安装束の色彩美とそれに負けない俳優陣の煌めきが見ていて清々しかった。
三吉彩花は若いながらも物語の年月の流れと共に凄みの中にも人への愛を感じさせる女御役を演じきっていた。
放つセリフがどれも小気味良くパワーをもらう。
そしてなんといってもダメンズ主人公を演じた伊藤健太郎が本当に素晴らしかった。
2時間弱の中表情だけで人としての成長ぶりを魅せ、伊藤沙莉とのシーンでは溢れ出る愛の姿に胸を鷲掴みにされた。
これから先も見続けてみたい役者の一人だ。
20分くらいで寝ちゃった
そんな作品。。起きたら春宮が青年になってた!
そのあとはしっかり最後まで見たけど さっぱりな作品。
ただでさえ壮大な源氏物語に 屈折した青年が現代から迷い込んで、、演出や脚本で処理し切れてれば違ったかもしれないけど、ちょっとした間も悪かったり。
三吉彩花が徐々に白髪生えて歳とっていくのに、肌はパンパンでずっとキレイでチグハグだったり。
弘徽殿女御が実は早すぎたキャリアウーマンであった ということなら、彼女が現代に来た方がやりようがあったのではなかろうか。。
言葉が宝
「十二単衣を着た悪魔」を見ました。現代のダメンズのフリーターが、源氏物語の世界へタイムスリップして、弘徽殿女御という強い女性と出会い成長するという物語。
黒木瞳監督の演出に関しては、職業監督ではないので、映像表現や構成に物足りなさを感じたものの、監督が今作で最も伝えたかったことは「言葉」の数々であったのではないかと思いました。その点では、成功していて、登場人物の様々な言葉が胸をつき大いに泣きました。次作はテクニカルサポートをしっかり付けて、女性視点の作品を作り続けて欲しいと思います。
出演者は皆さん素晴らしく、弘徽殿女御の三吉彩花さん、雷の母親役の戸田菜穂さんが美しくて、伊藤沙莉さんは愛らしく、山村紅葉さん、笹野高史さんは面白かったです。主役の伊藤健太郎さんは、あんなにダメダメな役でも、どこか愛嬌があって、流されて生きているようで徐々に成長する様が、まさに雷を生きているよう。
この作品、ドラマ化してもらえたら、より丁寧にエピソードや雷の成長が見られるんじゃないかとも思いました。その際は、伊藤健太郎さんの雷でお願い致します。いつかそんな日が来ることを祈っております。
全98件中、41~60件目を表示