「Wow Wow Wow Yeah!」十二単衣を着た悪魔 R2さんの映画レビュー(感想・評価)
Wow Wow Wow Yeah!
先週のとんかつDJアゲ太郎に引き続き伊藤くん・伊勢谷さん出演作品を鑑賞。朝の情報番組で、伊藤くんが沙莉さんに不意打ちのキスをしてそのまま映画に使うと言っていたのでそこを楽しみにしてました。
簡単に言えば出来のいいなろう系みたいな作品でした。突然の雷に打たれて、視界がグワングワンして、タイムスリップ。事故からの転生とかじゃなくてまだ良かったです。
初っ端の雷が派遣の仕事のシーンも少し謎めいていました。かねちーはなぜあの喋り方にしてしまったんだろう?と。脚本にそのような感じで言って、とか書かれていたのならば脚本家や監督を疑うのですが、かねちーが自演でこれをやったのならば、完全に蛇足だと思います。
責任者の言動もあまり好かないです。まぁ雷がのんびりしてたのが悪いんですけどね笑
ただ、雷が最後っ屁に出した「お前も派遣じゃねーかよ」は共感できました。
源氏物語の時代まで飛ぶ流れもなんだか雑で、基本的に雷の思い込みで悲観してしまい、飛び出して雷に打たれてタイムスリップ。本当になろうみたい。
源氏物語の時代でも、雷と当時の人々の文化の行き違いからあーだこーだという展開が続きますが、ちょっと長い気がしたので、もっとコンパクトで良かったと思います。現代の風邪薬を持っていくシーンはクスッと笑えてしまいました。
もっと軽い作品かと思っていたのですが、全編通してシリアスな展開が続くのでだれてしまいました。展開的にも雷が成長するような場面が無いのもマイナスです。基本的に雷の知ってることをこなしていく課題のようなものなので物語に面白みがないです。
現世に戻ってきてからも、就職にたどり着くわけではないのでなんだかなぁという感じです。
伊藤君はやっぱカッコいいなぁ。しっかり猛省して罪を償って帰ってきてほしいです。